学習ガイド 第9章
AIに関する法律と契約(G検定 法律・倫理分野)
個人情報保護法・著作権法などの法律と、AI開発・サービス提供の契約を扱います。
- 中項目7
- キーワード39語
- 練習問題62問
- 出題の目安 約18問
この分野の練習問題は62問です。復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
全62問・解いた記録はまだありません
概要
この分野で扱うこと
AIの開発や利用にかかわる法律と、AIをめぐる契約を扱う分野です。中項目は7つ、キーワードは39語あります。法律ごとに覚えるより、AIを作って届けるまでの場面に当てはめると整理できます。
| 場面 | 主に関係する中項目 |
|---|---|
| データを集めて学習させる | 個人情報保護法、著作権法、不正競争防止法 |
| 開発を外部に頼む | AI開発委託契約 |
| 成果を守る | 特許法、著作権法、不正競争防止法 |
| サービスとして提供する | AIサービス提供契約 |
| 市場で競う | 独占禁止法 |
学ぶ順番
- 個人情報保護法:キーワードが11語と最も多い中項目です。個人情報、個人データ、保有個人データの違いを最初に固めます。
- 著作権法:学習のための利用と、生成物を使う場面とを分けて考えます。
- AI開発委託契約とAIサービス提供契約:経済産業省の契約ガイドラインが示す、アセスメント、PoC、開発、追加学習と段階を分けて進める考え方を軸にします。
- 特許法、不正競争防止法、独占禁止法:要件を表す言葉を正確に覚えます。
つまずきやすいところ
似た用語が組になって出てくるため、1語の違いで正誤が変わります。匿名加工情報と仮名加工情報、営業秘密と限定提供データ、請負契約と準委任契約は、比較表で並べて覚えるのが近道です。
法改正にも注意が必要です。2026年7月17日に改正個人情報保護法が公布されましたが、主な規定は2026年10月30日時点でまだ施行されていません。当サイトの法律の解説は、この時点で施行されている法令にもとづいています。
出題の目安
145問中約18問前後
当サイトの推計です。幅をもたせると約15〜19問(全体の10〜13%)とみています。分野別の出題数は公表されていません。
成績通知では、「AI倫理・AIガバナンス」とあわせて「AIに関する法律と契約・AI倫理・AIガバナンス」の区分で表示されると受験者から報告されています(要確認)。
全体の問題数「145問程度」の出典:JDLAのFAQ 最終確認日:2026年10月30日
中項目一覧
- シラバス 法律・倫理1 個人情報保護法 キーワード11語・練習問題16問 未回答
- シラバス 法律・倫理2 著作権法 キーワード6語・練習問題11問 未回答
- シラバス 法律・倫理3 特許法 キーワード7語・練習問題10問 未回答
- シラバス 法律・倫理4 不正競争防止法 キーワード2語・練習問題5問 未回答
- シラバス 法律・倫理5 独占禁止法 キーワード2語・練習問題4問 未回答
- シラバス 法律・倫理6 AI開発委託契約 キーワード7語・練習問題9問 未回答
- シラバス 法律・倫理7 AIサービス提供契約 キーワード4語・練習問題7問 未回答
数字はシラバスの項目番号です。右側にはこのブラウザに保存された正答率を表示します。
つまずきやすい点
- 個人情報、個人データ、保有個人データは範囲が段階的に狭くなる別の概念で、どれに当たるかによって事業者が負う義務が変わる点
- 著作権法30条の4により、AIの学習のための著作物の利用は原則として許諾なしにできるが、思想や感情を享受する目的があわせてある場合や、著作権者の利益を不当に害する場合は対象外になる点
- 営業秘密は秘密管理性・有用性・非公知性の3要件を満たす情報、限定提供データは業として特定の者に提供するため電磁的方法で相当量蓄積・管理されたデータで、営業秘密に当たるものは限定提供データから除かれる点
- 請負契約は仕事の完成を約束する契約、準委任契約は完成までは約束せずに業務の遂行を委ねる契約で、経済産業省の契約ガイドラインは、成果を見通しにくいAI開発には準委任型の契約がなじみやすいとしている点
この分野を解く
復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
この分野の用語
混同しやすい用語の比較
前後の分野
出典
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 AIに関する法律と契約(項目1〜7))
- 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)
- 著作権法(昭和45年法律第48号) (第30条の4)
- 不正競争防止法(平成5年法律第47号) (第2条第6項・第7項)
- 民法(明治29年法律第89号) (第632条(請負)、第656条(準委任))
- 経済産業省「AI・データの利用に関する契約ガイドライン(AI編)」(2018年6月) (探索的段階型の開発方式、契約の法的性質)
- 個人情報保護委員会「令和8年 改正個人情報保護法について」