学習ガイド 第2章
人工知能をめぐる動向(G検定 技術分野)
探索・推論からエキスパートシステム、ディープラーニングに至る研究の流れをたどります。
- 中項目4
- キーワード36語
- 練習問題41問
- 出題の目安 約12問
この分野の練習問題は41問です。復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
全41問・解いた記録はまだありません
概要
この分野で扱うこと
AI研究の歴史を、3回のブームと冬の時代に沿って学ぶ分野です。4つの中項目は、ほぼ時代の順に並んでいます。
| ブーム | 時期 | 中心の技術 | 行き詰まった理由 |
|---|---|---|---|
| 第1次 | 1950年代後半〜1960年代 | 探索・推論 | 現実の複雑な問題は解けない |
| 第2次 | 1980年代 | 知識表現・エキスパートシステム | 知識を人手で入力しきれない |
| 第3次 | 2000年代〜 | 機械学習・ディープラーニング | (現在も続く) |
- 探索・推論:迷路やゲームを、場合分けの木をたどって解きます。
- 知識表現とエキスパートシステム:専門家の知識をルールとして書き、推論させます。
- 機械学習:大量のデータから判断のルールを学習します。
- ディープラーニング:注目すべき特徴まで自動で学習し、画像認識や囲碁で成果を上げ、生成AIにつながりました。
学ぶ順番
時代順に読むと覚えやすい分野です。前の分野で学んだトイ・プロブレムや知識獲得のボトルネックが、どのブームの限界だったかを結びつけながら進めます。技術の中身は、αβ法や次元の呪いのように、仕組みの理解が必要な用語を優先して押さえます。
つまずきやすいところ
ELIZA、DENDRAL、MYCIN、SHRDLU、STRIPSなど、システムの名前がたくさん出てきます。名前だけを覚えると混ざるので、「どの中項目の、何をするシステムか」を表にまとめると整理できます。ILSVRCとAlphaGoの年はセットで押さえます。
出題の目安
145問中約12問前後
当サイトの推計です。幅をもたせると約10〜15問(全体の7〜10%)とみています。分野別の出題数は公表されていません。
成績通知では、「人工知能とは」とあわせて「人工知能とは・人工知能をめぐる動向」の区分で表示されると受験者から報告されています(要確認)。
全体の問題数「145問程度」の出典:JDLAのFAQ 最終確認日:2026年10月30日
中項目一覧
- シラバス 技術3 探索・推論 キーワード10語・練習問題11問 未回答
- シラバス 技術4 知識表現とエキスパートシステム キーワード14語・練習問題16問 未回答
- シラバス 技術5 機械学習 キーワード5語・練習問題6問 未回答
- シラバス 技術6 ディープラーニング キーワード7語・練習問題8問 未回答
数字はシラバスの項目番号です。右側にはこのブラウザに保存された正答率を表示します。
つまずきやすい点
- 第1次は探索・推論、第2次は知識表現とエキスパートシステム、第3次は機械学習とディープラーニングが中心で、時代と技術の組み合わせを入れ替えた選択肢に注意が必要な点
- 第1次はトイ・プロブレムしか解けなかったこと、第2次は専門家の知識を人手で書き出す手間(知識獲得のボトルネック)が、それぞれ行き詰まりの理由である点
- イライザ(ELIZA)は決まったパターンで返事を組み立てる会話プログラムで、意味を理解していたわけではなく、専門家の知識で診断するマイシン(MYCIN)のようなエキスパートシステムとも別物である点
- 2012年のILSVRCで注目されたAlexNetは最初のCNNではなく、福島邦彦のネオコグニトロンやLeCunらのLeNetという先行研究の上に成り立っている点
この分野を解く
復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
この分野の用語
- αβ法
- 組合せ爆発
- SHRDLU
- STRIPS
- 探索木
- ハノイの塔
- 幅優先探索
- 深さ優先探索
- ブルートフォース
- Mini-Max法
- モンテカルロ法
- 意味ネットワーク
- イライザ(ELIZA)
- インタビューシステム
- ウェブマイニング
- エキスパートシステム
- オントロジー
- Question-Answering(質問応答)
- Cycプロジェクト
- セマンティックWeb
- チャットボット
- データマイニング
- DENDRAL
- 東ロボくん
- マイシン(MYCIN)
- ワトソン
- 機械学習
- 次元の呪い
- 自然言語処理
- スパムフィルタ
- 統計的自然言語処理
- ビッグデータ
- レコメンデーションエンジン
- ILSVRC
- アルファ碁(AlphaGo)
- ImageNet
- 生成AI
- ディープラーニング
- ニューラルネットワーク
- ネオコグニトロン
- LeNet
混同しやすい用語の比較
前後の分野
出典
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 人工知能をめぐる動向(項目3〜6))
- 総務省「平成28年版 情報通信白書」人工知能(AI)研究の歴史
- Alex Krizhevsky, Ilya Sutskever, Geoffrey E. Hinton, ImageNet Classification with Deep Convolutional Neural Networks, Communications of the ACM 60(6), 84–90 (2017; 初出はNIPS 2012)
- David Silver et al., Mastering the game of Go with deep neural networks and tree search, Nature 529 (2016)