AI用語集・人工知能をめぐる動向

インタビューシステムとは

いんたびゅーしすてむinterview system(knowledge acquisition interview system)

別名:知識獲得インタビューシステム

  • シラバス 技術4
  • ◯×チェック3問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

インタビューシステムとは、エキスパートシステムを作る際に、コンピュータが専門家に質問を重ねて知識を引き出し、知識ベースの構築を支援する仕組みのことです。

くわしく

インタビューシステムは、エキスパートシステムを作るときに、専門家から知識を引き出す作業をコンピュータが手伝う仕組みです。システムが専門家に質問を投げかけ、その答えを整理して、知識ベースに入れやすい形にします。

生まれた背景

1980年代を中心とする第2次AIブームでは、専門家の知識をif-thenルールとして蓄えるエキスパートシステムが盛んに作られました。しかし、専門家は経験にもとづく判断をうまく言葉にできないことが多く、知識エンジニアによる聞き取りとルール化に長い時間がかかりました。この問題を知識獲得のボトルネックといいます。インタビューシステムは、この工程の負担を減らすために研究されました。

代表的な例

  • TEIRESIAS:感染症の診断を助けるマイシン(MYCIN)を題材に開発されました。誤った結論が出ると推論の過程を示し、専門家が対話を通じて原因のルールを直したり、新しいルールを加えたりできるようにしました。
  • ETS(Expertise Transfer System):1984年に発表されました。心理学者ケリーのパーソナルコンストラクト理論にもとづく面接の手法を応用し、専門家に自動で質問して知識を引き出し、ルールの初期版まで作りました。

一方で、システムの質問が長く答えにくいと、かえって専門家の負担になるという課題もありました。日本では1992年に、設計の事例から学習する仕組みとインタビューを組み合わせ、むだな質問を減らす研究が発表されています。

限界

インタビューシステムを使っても、言葉にしにくい知識をすべて取り出せるわけではありません。その後、データから規則を自動で学ぶ機械学習が広まり、知識を人から聞き出す方法の比重は下がっていきました。

覚え方

イライザ(ELIZA)も人と対話しますが、知識を集めることは目的にしていません。インタビューシステムは「知識を聞き出すための対話」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

エキスパートシステムの課題である知識獲得のボトルネックと結びつけて、専門家から知識を聞き出す作業を支援する仕組みとして問われます。同じ項目のイライザ(ELIZA)など、対話を行うほかのプログラムとの区別もポイントです。

混同しやすい用語

用語意味
インタビューシステムこのページの用語エキスパートシステムを作る際に、コンピュータが専門家に質問を重ねて知識を引き出し、知識ベースの構築を支援する仕組み
イライザ(ELIZA)1960年代半ばにジョセフ・ワイゼンバウムが開発した、入力文のパターンに合わせて決まった形の応答を返す対話プログラム

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 知識表現の分野でいうインタビューシステムとは、企業の採用面接で応募者の受け答えを評価するAIのことである。

    答えを見る

    答え × 誤り

    ここでのインタビューシステムは、エキスパートシステムを作るために、専門家から知識を聞き出す作業を支援する仕組みです。

  2. TEIRESIASは、マイシン(MYCIN)の推論が誤ったとき、専門家が対話を通じて原因のルールを探し、直したり新しいルールを加えたりできるよう支援した。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    1970年代にデイビスが開発しました。推論の過程を示して誤りの箇所を絞り込み、専門家の知識を知識ベースに取り込む手助けをしました。

  3. インタビューシステムを使えば、専門家が言葉にしにくい経験的な知識も含めて、必要な知識をすべて知識ベースに取り込める。

    答えを見る

    答え × 誤り

    質問を工夫すれば聞き出せる知識は増えますが、言葉にしにくい知識をすべて取り出すことはできません。この限界は、データから学ぶ機械学習が重視されるようになった一因です。

この用語の練習問題

この用語を扱う練習問題は準備中です。「知識表現とエキスパートシステム」の問題を解く

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術4

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