AI用語集・人工知能をめぐる動向

イライザ(ELIZA)とは

いらいざELIZA

別名:ELIZA、イライザ

  • シラバス 技術4
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題3問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

イライザ(ELIZA)とは、1960年代半ばにジョセフ・ワイゼンバウムが開発した、入力文のパターンに合わせて決まった形の応答を返す対話プログラムのことです。

くわしく

イライザ(ELIZA)は、1960年代半ばにアメリカのMITでジョセフ・ワイゼンバウムが開発した対話プログラムです。1966年に論文で発表されました。人がキーボードで文を入力すると、ELIZAが文で返事をします。現在のチャットボットの先がけにあたります。

仕組み

ELIZAは、文の意味を理解して答えているわけではありません。入力文の中からキーワードを探し、あらかじめ用意した文型の規則に当てはめて、返事を組み立てます。たとえば「私は〇〇で悩んでいる」という形の入力には、相手の言葉の一部をそのまま使って「なぜ〇〇で悩んでいるのですか」と問い返します。当てはまる規則がなければ、「もう少し詳しく話してください」のような汎用の返事でつなぎます。

最もよく知られているのは、DOCTORという台本(スクリプト)です。相手の話を受け止めて問い返す、心理療法のカウンセラー役を演じさせました。カウンセラーは自分の意見を言わずに質問を返しても不自然ではありません。そのため、単純な仕組みの弱点が目立ちにくかったのです。

イライザ効果

仕組みが単純であるにもかかわらず、利用者の中には、相手が自分を理解していると感じて熱心に話し込む人がいました。このように、機械の応答に人が理解や感情を読み取ってしまう傾向を、イライザ効果と呼びます。ワイゼンバウム自身はこの反応に驚き、のちに、人間の判断をコンピュータに任せすぎることへの懸念を表明しました。

位置づけ

ELIZAは、会話が自然に見えることと知能があることは別だと示す例として、チューリングテストの議論でもよく取り上げられます。日本では、意味を理解せずに規則で応答するこうしたプログラムを「人工無脳」と呼ぶことがあります。

覚え方

「イライザは、言葉を言い換えて問い返すだけ。理解はしていない」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

入力文のパターンに合わせて応答を返すだけで、文の意味は理解していない点が問われます。チャットボットの先がけとしての位置づけや、チューリングテストの議論との関係も問われます。

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. イライザ(ELIZA)のよく知られた使い方は、相手の発言を受けて問い返す心理療法のカウンセラー役を演じさせるものだった。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    DOCTORと呼ばれる台本(スクリプト)です。カウンセラーは自分の知識を示さずに質問を返しても不自然ではないため、単純な仕組みでも会話が成り立ちました。

  2. イライザ(ELIZA)は、大量の会話データから応答のしかたを統計的に学習する仕組みで動いていた。

    答えを見る

    答え × 誤り

    応答は、キーワードと文型に対応づけた規則を人間があらかじめ書いたものです。データから学習する仕組みはもっていません。

  3. 単純な仕組みで応答しているだけのプログラムに対しても、人がそこに理解や感情があると感じてしまう傾向は、イライザ効果と呼ばれる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    ELIZAと話した人の中に、相手が自分を理解していると感じて打ち明け話をする人がいたことにちなむ呼び名です。

この用語の練習問題

3問
  1. #0001AI効果の具体例難易度 基礎・単一選択未回答
  2. #0014初期AIシステムの知識の扱い方難易度 標準・単一選択未回答
  3. #0316知識を扱うAIシステムの年代順難易度 基礎・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術4

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