学習ガイド 第1章
人工知能とは(G検定 技術分野)
AIの定義やAI効果、フレーム問題・中国語の部屋といった基本の論点を扱います。
- 中項目2
- キーワード18語
- 練習問題24問
- 出題の目安 約7問
この分野の練習問題は24問です。復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
全24問・解いた記録はまだありません
概要
この分野で扱うこと
計算はほとんど出てこない分野で、似た論点の用語を区別できるかで差がつきます。中項目は次の2つです。
- 人工知能の定義:研究者ごとに異なるAIの定義、AIを4つのレベルに分ける見方、AI効果、人工知能・機械学習・ディープラーニングの包含関係を扱います。
- 人工知能分野で議論される問題:知能の判定方法(チューリングテスト、中国語の部屋)、研究の壁になった問題(フレーム問題、シンボルグラウンディング問題など)、汎用AIの実現可能性をめぐる議論(強いAIと弱いAI、シンギュラリティ)を扱います。
2つの中項目のつながり
前者は「AIとは何か」に、後者は「AIを作ろうとして何が難しかったか」に答えます。後者の壁は、次の分野「人工知能をめぐる動向」で学ぶブームと冬の時代に直結します。たとえばトイ・プロブレムは第1次、知識獲得のボトルネックは第2次AIブームの限界にあたります。
学ぶ順番
- まず、AI・機械学習・ディープラーニングの関係と4つのレベルを押さえます。
- 次に、議論される問題の各用語が「何を問題にしているか」を1文で言えるようにします。
- 次の分野に進み、問題とブームの時期を結びつけます。
つまずきやすいところ
キーワードは18語と少ないものの、抽象的な論点が多く、混同しがちです。用語ごとに「こんな場面で困る」という具体例を1つ添えて覚えると、言い換えられた選択肢でも見分けられます。
出題の目安
145問中約7問前後
当サイトの推計です。幅をもたせると約6〜9問(全体の4〜6%)とみています。分野別の出題数は公表されていません。
成績通知では、「人工知能をめぐる動向」とあわせて「人工知能とは・人工知能をめぐる動向」の区分で表示されると受験者から報告されています(要確認)。
全体の問題数「145問程度」の出典:JDLAのFAQ 最終確認日:2026年10月30日
中項目一覧
数字はシラバスの項目番号です。右側にはこのブラウザに保存された正答率を表示します。
つまずきやすい点
- AI効果は、実現した技術が「もう知能ではない」と見なされるようになる現象で、AIが社会や経済にもたらす効果を指す言葉ではない点
- チューリングテストは外から見たふるまいで知能を判定する方法で、中国語の部屋は、ふるまいが正しくても意味を理解しているとは限らないという反論である点
- フレーム問題は、いまの行動に関係する知識だけを選び出せない難しさで、シンボルグラウンディング問題は、記号を実世界の意味と結びつけられない難しさである点
- 強いAIと弱いAIは、本当に心や理解を持つ機械か、知的なふるまいを再現する道具かという区別で、扱える課題の幅による汎用AIと特化型AIの区別とは別の軸である点
この分野を解く
復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
この分野の用語
混同しやすい用語の比較
前後の分野
出典
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 人工知能とは(項目1〜2))
- A. M. Turing, Computing Machinery and Intelligence, Mind 59(236) (1950)
- McCarthy, Minsky, Rochester, Shannon, A Proposal for the Dartmouth Summer Research Project on Artificial Intelligence (1955), AI Magazine 27(4) (2006)
- John R. Searle, Minds, Brains, and Programs, Behavioral and Brain Sciences 3(3) (1980)