学習ガイド 第10章
AI倫理・AIガバナンス(G検定 法律・倫理分野)
国内外のガイドラインと、公平性・透明性・安全性などAI倫理の論点を扱います。
- 中項目11
- キーワード45語
- 練習問題52問
- 出題の目安 約15問
この分野の練習問題は52問です。復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
全52問・解いた記録はまだありません
概要
この分野で扱うこと
AIを社会で使うときに守るべき価値と、それを組織で実行する仕組みを扱う分野です。中項目は11個と全分野で最も多く、枠組み(国内外のガイドライン)、個別の論点(プライバシーや公平性など9つの中項目)、実行の仕組み(AIガバナンス)の3層に分けると整理できます。
学ぶ順番
- 国内外のガイドラインで、ハードローとソフトロー、リスクベースアプローチを押さえます。
- 個別の論点は、データにかかわるもの(プライバシー、公平性、透明性)、攻撃や悪用にかかわるもの(安全性とセキュリティ、悪用、民主主義)、社会への影響(環境保護、労働政策、その他の重要な価値)の順に読みます。
- 最後にAIガバナンスで、論点ごとの対策を、方針づくり、監査、人間の関与、モニタリングといった組織の仕組みとしてまとめます。
つまずきやすいところ
条文のような決まった答えがなく、事例で「最も適切な対応」を選ぶ問題で迷いやすい分野です。手がかりになるのは、総務省と経済産業省の「AI事業者ガイドライン」が示す共通の指針です。人間中心、安全性、公平性、プライバシー保護、セキュリティ確保、透明性、アカウンタビリティなどの観点で選択肢を見比べます。
制度の変化も速い分野です。日本では2025年9月にAI法が全面施行され、AI事業者ガイドラインは2026年3月に第1.2版となりました。EUのAI法(AI Act)は、リスクの大きさに応じて義務を変える法律で、2024年に発効して段階的に適用されています。
出題の目安
145問中約15問前後
当サイトの推計です。幅をもたせると約13〜17問(全体の9〜12%)とみています。分野別の出題数は公表されていません。
成績通知では、「AIに関する法律と契約」とあわせて「AIに関する法律と契約・AI倫理・AIガバナンス」の区分で表示されると受験者から報告されています(要確認)。
全体の問題数「145問程度」の出典:JDLAのFAQ 最終確認日:2026年10月30日
中項目一覧
- シラバス 法律・倫理8 国内外のガイドライン キーワード6語・練習問題7問 未回答
- シラバス 法律・倫理9 プライバシー キーワード2語・練習問題4問 未回答
- シラバス 法律・倫理10 公平性 キーワード6語・練習問題7問 未回答
- シラバス 法律・倫理11 安全性とセキュリティ キーワード6語・練習問題7問 未回答
- シラバス 法律・倫理12 悪用 キーワード2語・練習問題3問 未回答
- シラバス 法律・倫理13 透明性 キーワード3語・練習問題4問 未回答
- シラバス 法律・倫理14 民主主義 キーワード3語・練習問題3問 未回答
- シラバス 法律・倫理15 環境保護 キーワード2語・練習問題2問 未回答
- シラバス 法律・倫理16 労働政策 キーワード3語・練習問題3問 未回答
- シラバス 法律・倫理17 その他の重要な価値 キーワード4語・練習問題4問 未回答
- シラバス 法律・倫理18 AIガバナンス キーワード8語・練習問題8問 未回答
数字はシラバスの項目番号です。右側にはこのブラウザに保存された正答率を表示します。
つまずきやすい点
- ハードローは法的な拘束力をもつ法律や規則、ソフトローはガイドラインのように拘束力のない規範で、日本のAI事業者ガイドラインはソフトローにあたる点
- リスクベースアプローチは、リスクの大きさに応じて対策の重さを変える考え方で、すべてのAIに同じ規制をかけることでも、リスクのあるAIを一律に禁止することでもない点
- フィルターバブルは推薦などで自分の好みに合う情報ばかりに囲まれる状態、エコーチェンバーは似た意見の人どうしのやり取りで特定の意見が強まっていく現象で、起こる仕組みが違う点
- 性別などのセンシティブ属性を学習データから外しても、それと強く関係する代理変数を通じて、偏った結果が出ることがある点
この分野を解く
復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。
この分野の用語
- EU AI法(AI Act)
- AIガバナンス
- AI事業者ガイドライン
- AI倫理
- 価値原則
- ソフトロー
- ハードロー
- リスクベースアプローチ
- カメラ画像利活用ガイドブック
- プライバシー・バイ・デザイン
- アルゴリズムバイアス
- 公平性の定義
- サンプリングバイアス
- センシティブ属性
- 代理変数
- データの偏り
- Adversarial Attack
- セキュリティ・バイ・デザイン
- データ汚染
- データ窃取
- モデル汚染
- モデル窃取
- ディープフェイク
- フェイクニュース
- データの来歴
- ブラックボックス
- エコーチェンバー
- フィルターバブル
- モデル学習の電力消費
- AIとの協働
- スキルの喪失
- 労働力不足
- AIの軍事利用
- 死者への敬意
- ダイバーシティとインクルージョン
- 人間の自律性
- AIに対する監査
- AIポリシー
- 再現性
- トレーサビリティ
- 人間の関与(Human-in-the-Loop)
- モニタリング(AIシステムの運用監視)
- 倫理アセスメント
混同しやすい用語の比較
前後の分野
出典
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 AI倫理・AIガバナンス(項目8〜18))
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (はじめに(ソフトロー、リスクベースアプローチ)、第2部C「共通の指針」)
- 人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和7年法律第53号)
- European Commission, AI Act(Regulation (EU) 2024/1689)