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移動平均とは

いどうへいきんmoving average

  • シラバス 技術37
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

移動平均とは、時系列データで、平均をとる区間(窓)を1つずつずらしながら直近の値の平均を求め、細かな変動をならして傾向を見やすくする方法のことです。

くわしく

移動平均は、日々の売上や気温のような時系列データから、細かな上下の揺れをならし、大きな流れを見やすくする方法です。平均をとる区間(窓)を1つずつ新しい時点へずらしながら計算するので、移動平均と呼びます。

単純移動平均の計算例

ある店の5日間の売上(万円)が、12、15、9、18、21だったとします。窓幅3日の単純移動平均は次のとおりです。

  • 1〜3日目:(12 + 15 + 9) ÷ 3 = 12
  • 2〜4日目:(15 + 9 + 18) ÷ 3 = 14
  • 3〜5日目:(9 + 18 + 21) ÷ 3 = 16

移動平均は12、14、16となり、増えている傾向がはっきりします。窓幅を広げるほど揺れはよくならされますが、急な変化への反応は鈍くなります。過去の値だけで計算するため、実際の動きより遅れて動く点にも注意します。

指数移動平均

単純移動平均は、窓の中の値を同じ重みで扱います。指数移動平均は、新しい値ほど重く、古い値ほど重みを指数的に小さくします。式は S_t = α × x_t + (1 − α) × S_(t−1) です。αは0と1の間の定数で、大きいほど新しい値を重視します。たとえばα = 0.5で、前回の指数移動平均が12、新しい値が15なら、0.5 × 15 + 0.5 × 12 = 13.5です。前回の結果だけで更新できるので、過去の値をすべて保存しておく必要がありません。

AIでの使われ方

  • 最適化:Adamは、勾配の指数移動平均 m_t = β1 × m_(t−1) + (1 − β1) × g_t で更新の向きを安定させます。β1には0.9がよく使われます。RMSpropも、勾配の2乗の指数移動平均で学習率を調整します。
  • バッチ正規化:学習中に、ミニバッチごとの平均と分散の移動平均を記録します。推論ではその値で正規化します。

MAモデルとの違い

ARMAモデルなどに出てくるMAモデル(移動平均モデル)は、現在の値を、平均と、現在および過去の誤差項の重み付きの和で表すモデルです。データをならす移動平均とは別の考え方です。

G検定での出題

出題のされ方

窓幅を変えたときの平滑化の強さと反応の遅れの関係、単純移動平均と指数移動平均の重みの違い、Adamやバッチ正規化で使われる指数移動平均との対応が問われます。

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 5日間の値が3、9、6、12、9のとき、窓幅3の単純移動平均を順に求めると、6、9、9になる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    (3 + 9 + 6) ÷ 3 = 6、(9 + 6 + 12) ÷ 3 = 9、(6 + 12 + 9) ÷ 3 = 9です。上下に大きく揺れる元の値に比べ、変動がならされます。

  2. 時系列分析のMAモデル(移動平均モデル)は、過去の観測値を平均してデータをならす単純移動平均と同じものである。

    答えを見る

    答え × 誤り

    MAモデルは、現在の値を、平均と、現在および過去の誤差項(予測できない揺れ)の重み付きの和で表すモデルです。データをならす移動平均とは別の考え方です。

  3. 指数移動平均は、前回の計算結果と新しい値だけから次の値を更新できるので、過去の値をすべて保存しておく必要がない。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    `S_t = α × x_t + (1 − α) × S_(t−1)`の形で更新します。学習中に統計量を少しずつ更新するAdamやバッチ正規化でも、この形の計算が使われます。

この用語の練習問題

1問
  1. #0249移動平均の窓幅と性質難易度 基礎・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術37

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