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ポアソン分布とは

ぽあそんぶんぷPoisson distribution

  • シラバス 技術37
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題2問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

ポアソン分布とは、一定の時間や範囲の中で、まれな出来事がランダムに起きる回数が従う離散型の確率分布で、平均回数λだけで形が決まるもののことです。

くわしく

ポアソン分布は、「めったに起きない出来事が、一定の時間や範囲の中で何回起きるか」を表す確率分布です。1日に起きるシステム障害の回数、1ページあたりの誤字の数、ある交差点で1か月に起きる事故の件数などが例です。フランスの数学者ポアソンにちなんで名づけられました。

式と性質

出来事が互いに独立に、一定の平均頻度で起きるとします。一定の時間や範囲での平均回数をλとすると、ちょうどk回起きる確率は次の式で表せます。

P(X = k) = λ^k × e^(−λ) / (kの階乗)

kの階乗は1からkまでの整数の積で、0の階乗は1とします。kは0、1、2…と0以上の整数をとり、上限はありません。期待値と分散がどちらもλになるのが特徴で、分布の形はλだけで決まります。λが小さいと0の近くに山が寄り、右に裾を引く形になります。λが大きくなるほど、左右対称に近づきます。

計算例

あるサービスで、不正アクセスの警報が1日に平均1件鳴るとします(λ = 1)。e^(−1)を0.368とすると、1^k = 1なので、k件の確率は0.368 / (kの階乗)です。

  • 0件の確率:0.368 / 1 = 0.368
  • 1件の確率:0.368 / 1 = 0.368
  • 2件の確率:0.368 / 2 = 0.184

3つの合計は0.920なので、3件以上鳴る確率は1 − 0.920 = 0.080です。平均1件でも、100日のうち8日ほどは3件以上鳴ることになります。回数の分布がわかると、「この件数は偶然の範囲か、異常か」を判断する目安になります。

二項分布との関係

試行回数nが大きく、成功確率pが小さい二項分布は、λ = npのポアソン分布で近似できます。たとえば、1日に1,000回のログインがあり、それぞれが0.1%の確率で失敗するなら、失敗の回数はλ = 1のポアソン分布で近似できます。nとpを別々に知らなくても、平均回数λさえわかれば使えるのが利点です。

覚え方

「まれな出来事の回数は、λひとつで決まる」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

単位時間あたりの件数のように0以上の整数をとる回数を表す分布であること、期待値と分散がどちらもλになる性質、平均回数λを使った確率の計算、二項分布との関係が問われます。

混同しやすい用語

用語意味
ポアソン分布このページの用語一定の時間や範囲の中で、まれな出来事がランダムに起きる回数が従う離散型の確率分布で、平均回数λだけで形が決まるもの
二項分布成功確率が一定で互いに独立な試行をn回くり返したとき、成功する回数が従う離散型の確率分布
正規分布平均を中心に左右対称な釣鐘型をした連続型の確率分布で、平均と標準偏差の2つの値で形が決まるもの

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. ポアソン分布では、期待値と分散がどちらも平均回数λに等しい。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    平均とばらつきが同じλで決まるのが特徴です。たとえばλ = 4なら、分散は4、標準偏差は2になります。

  2. 試行回数nが大きく、成功確率pが小さい二項分布は、λ = npのポアソン分布で近似できる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    たとえばn = 1,000、p = 0.002の二項分布は、λ = 2のポアソン分布でよく近似できます。まれな出来事の回数をポアソン分布で表せる理由です。

  3. ポアソン分布は、平均回数λの値にかかわらず、平均を中心に左右対称な形になる。

    答えを見る

    答え × 誤り

    λが小さいと0の近くに山が寄り、右に裾を引く形になります。λが大きくなるほど左右対称に近づき、正規分布で近似できるようになります。

この用語の練習問題

2問
  1. #0094確率分布の使い分け難易度 標準・単一選択未回答
  2. #0452ポアソン分布の確率計算難易度 標準・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術37

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