AI用語集・AIに必要な数理・統計知識

正規分布とは

せいきぶんぷnormal distribution

別名:ガウス分布

  • シラバス 技術37
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題2問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

正規分布とは、平均を中心に左右対称な釣鐘型をした連続型の確率分布で、平均と標準偏差の2つの値で形が決まるもののことです。

くわしく

正規分布は、平均の位置に山の頂点があり、左右になだらかに裾が広がる釣鐘型の確率分布です。ガウス分布とも呼ばれます。身長や測定誤差のように、連続した値をとるデータのモデルとしてよく使われます。

形を決める2つの値

正規分布の形は、平均μと標準偏差σの2つだけで決まります。平均は山の位置を、標準偏差は山の広がりを表します。標準偏差が大きいほど、山は低く横に広がります。式はf(x) = 1 / √(2πσ²) × exp(−(x − μ)² / (2σ²))で、N(μ, σ²)と書きます。

左右対称なので、平均・中央値・最頻値は一致します。

68-95-99.7の目安

正規分布では、平均から±1σの範囲に約68%、±2σに約95%、±3σに約99.7%のデータが入ります。たとえば平均170cm、標準偏差6cmの身長が正規分布に従うなら、164〜176cmに約68%の人が入ります。±3σの外側はごくまれなので、品質管理や異常検知で外れ値の目安に使われます。

値から平均を引いて標準偏差で割る(z = (x − μ) / σ)と、平均0・標準偏差1の標準正規分布に変換できます。これを標準化といいます。

よく使われる理由

同じ分布に従う独立な値をたくさん足し合わせると、その和や平均の分布は、もとの分布の形によらず正規分布に近づきます。これを中心極限定理といいます。機械学習でも、回帰の誤差が正規分布に従うと仮定すると、最尤法の結果が最小二乗法と一致します。重みの初期値を乱数で決めるときや、VAEの潜在変数の事前分布にも使われます。

一方、件数のような0以上の整数をとるデータには、二項分布やポアソン分布のほうが適しています。

覚え方

「1σで約7割、2σで約95%、3σでほぼ全部」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

平均・中央値・最頻値が一致する左右対称の形、平均±1σ・±2σの範囲に入るデータの割合、標準正規分布への標準化、二項分布やポアソン分布との使い分けが問われます。

混同しやすい用語

用語意味
正規分布このページの用語平均を中心に左右対称な釣鐘型をした連続型の確率分布で、平均と標準偏差の2つの値で形が決まるもの
ポアソン分布一定の時間や範囲の中で、まれな出来事がランダムに起きる回数が従う離散型の確率分布で、平均回数λだけで形が決まるもの
二項分布成功確率が一定で互いに独立な試行をn回くり返したとき、成功する回数が従う離散型の確率分布

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 正規分布では、平均・中央値・最頻値がすべて同じ値になる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    左右対称で、山の頂点がちょうど平均の位置にあるためです。3つの代表値が一致します。

  2. 正規分布に従うデータでは、平均から±1標準偏差の範囲に、全体の約95%が含まれる。

    答えを見る

    答え × 誤り

    ±1標準偏差の範囲に入るのは約68%です。約95%が入るのは、±2標準偏差(正確には約1.96標準偏差)の範囲です。

  3. 標準正規分布とは、平均0、標準偏差1の正規分布のことである。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    値から平均を引いて標準偏差で割る標準化(z = (x − μ) / σ)で、どの正規分布も標準正規分布に変換できます。

この用語の練習問題

2問
  1. #0094確率分布の使い分け難易度 標準・単一選択未回答
  2. #0447標準化による得点の比較難易度 基礎・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術37

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