AI用語集・違い比較

k-means法と階層的クラスタリングの違い

k-means法とは階層的クラスタリングとは

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

結論

k-means法は、あらかじめ決めたk個の重心にデータを割り当て、重心を計算し直す手順を繰り返して分ける非階層的な手法です。階層的クラスタリングは、近いデータやクラスタを順に併合して入れ子の構造を作る手法で、結果をデンドログラムに表し、クラスタ数を後から選べます。

比較表

k-means法と階層的クラスタリングの違いの比較表
観点 k-means法階層的クラスタリング
分類 非階層的クラスタリング階層的クラスタリング(凝集型と分割型がある)
クラスタ数 最初にkを指定する(エルボー法などが目安)最初に決めなくてよい。デンドログラムを切る高さで後から選ぶ
手順 最も近い重心への割り当てと、平均による重心の再計算を繰り返す最も近いクラスタの組を1つずつ併合していく(凝集型)
結果の安定性 初期の重心の置き方に左右され、実行のたびに変わることがある同じデータと同じ距離の定義なら、基本的に同じ結果になる
クラスタ数を変えたときの関係 kごとに計算し直すので、入れ子になるとは限らない切る高さを変えても、クラスタは入れ子の関係を保つ
計算の負担 比較的軽く、件数の多いデータに向く全データの組の距離を扱うため、件数が増えると計算量とメモリの負担が大きい
分析者が選ぶもの kと初期の重心の決め方(k-means++など)クラスタ間の距離の定義(最短距離法、最長距離法、群平均法、ウォード法など)
シラバス項目 技術分野 項目8 教師なし学習(キーワード「k-means法」)技術分野 項目8 教師なし学習(キーワード「ウォード法」「デンドログラム(樹形図)」)

最終確認日:2026年10月30日

それぞれの説明

k-means法と階層的クラスタリングは、どちらも正解ラベルのないデータを、似たものどうしのグループ(クラスタ)に分ける教師なし学習の手法です。違いは、クラスタをどう作るかと、クラスタ数をいつ決めるかにあります。

k-means法

k-means法は、非階層的クラスタリングの代表です。まずクラスタ数kを決め、k個の重心を置きます。各データを最も近い重心のクラスタに割り当て、クラスタごとの平均で重心を計算し直します。この2つの手順を、割り当てが変わらなくなるまで繰り返します。

計算が軽く、件数の多いデータにも使いやすいのが長所です。一方、kは分析者が先に決める必要があり、結果は初期の重心の置き方に左右されます。初期値を変えて何度か実行し、クラスタ内の平方和が最も小さい結果を選ぶのが一般的です。

階層的クラスタリング

よく使われる凝集型では、データ1件ずつを1つのクラスタとして始め、最も近いクラスタの組を1つずつ併合していきます。全体が1つにまとまるまで続け、併合の過程を木の形のデンドログラム(樹形図)に描きます。

デンドログラムをどの高さで切るかで、クラスタ数を後から選べます。クラスタ間の距離の定義には、最短距離法、最長距離法、群平均法、ウォード法などがあり、どれを選ぶかで結果が変わります。ウォード法は、併合したときのクラスタ内の平方和の増加が最も小さい組を選ぶ方法です。

すべてのデータの組の距離を扱うため、件数が多いと計算量やメモリの負担が大きくなります。件数が少なく、まとまり方の全体像を図で確かめたい場面に向いています。

見分けるコツ

  1. クラスタ数を最初に決めるならk-means法、後から決めるなら階層的クラスタリングです。デンドログラムが出てきたら、階層的クラスタリングの話です。
  2. 件数が多いデータを手早く分けるならk-means法、件数が少なく、まとまり方の全体像を図で確かめたいなら階層的クラスタリングが向きます。
  3. ウォード法は、k-means法と同じくクラスタ内の平方和に着目しますが、階層的クラスタリングの一種です。名前や考え方の近さで分類を取り違えないようにします。

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 凝集型の階層的クラスタリングでは、一度併合したクラスタが、その後の手順で別々のクラスタに分け直されることはない。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    凝集型は、近い組を順に併合していくだけで、前の併合を取り消しません。重心が動くたびに各データの所属を割り当て直すk-means法とは、この点が異なります。

  2. 階層的クラスタリングで、クラスタ数を3から5に変えて結果を見直したい場合は、デンドログラムを切る高さを変えればよく、併合の計算をやり直す必要はない。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    併合の過程はデンドログラムにすべて残っています。低い位置で切ればクラスタ数が増え、高い位置で切れば減ります。

  3. k-means法でk=2とk=3の結果を比べると、k=3のクラスタは、必ずk=2のクラスタのどれか1つを2つに分けたものになっている。

    答えを見る

    答え × 誤り

    k-means法はkごとに独立に計算するので、kを変えるとクラスタの境界がまったく別の位置に引かれることがあります。必ず入れ子になるのは、階層的クラスタリングを異なる高さで切った場合です。

関連問題

2問
  1. #0023k-means法と階層的クラスタリング難易度 標準・単一選択未回答
  2. #0150k-means法の反復計算難易度 標準・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術8

誤りを報告

ほかの違い比較

違い比較の一覧

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習