要点まとめ・第3章 機械学習の概要

モデルの選択・評価(シラバス 技術10)

キーワード16語 練習問題14問 最終確認日 2026年10月30日

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未

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学習目標

学習に使っていないデータに対する性能(汎化性能)を見積もる検証方法と、分類・回帰の代表的な評価指標を理解し、訓練誤差と汎化誤差の違いを踏まえて、データの量やビジネス上の目的に合った検証方法・指標・モデルの複雑さを選べるようにします。

要点

汎化性能と過学習

モデルに求められるのは、学習に使っていない新しいデータでよく当たることです。この力を汎化性能と呼びます。学習データに対する誤差(訓練誤差)が小さくても、未知のデータに対する誤差(汎化誤差)が大きければ役に立ちません。学習データの細かなノイズまで覚え込み、訓練誤差だけが小さくなった状態が過学習です。

検証の方法

  • ホールドアウト検証:データを学習用とテスト用に一度だけ分けて評価します。手軽ですが、分け方によって結果がぶれます。
  • 交差検証:分け方を変えながら学習と評価を繰り返し、結果を平均します。
  • k-分割交差検証:データをk個に分け、1つをテスト用、残りを学習用にする組み合わせをk通り試して平均します。データが少なくても、すべてのデータを評価に使えます。

分類の評価

混同行列は、実際の正例・負例と、予測の陽性・陰性の組み合わせを4つのマスに数えた表です。

  • 真陽性(TP)・真陰性(TN):正例を陽性、負例を陰性と正しく予測したもの。
  • 偽陽性(FP):負例を陽性と予測したもの(誤検知)。
  • 偽陰性(FN):正例を陰性と予測したもの(見逃し)。

ここから次の指標を計算します。

  • 正解率:(TP + TN) ÷ 全件数
  • 適合率:TP ÷ (TP + FP)。陽性と予測したもののうち、本当に正例だった割合です。
  • 再現率:TP ÷ (TP + FN)。実際の正例のうち、陽性と予測できた割合です。
  • F値:適合率と再現率の調和平均で、2 × 適合率 × 再現率 ÷ (適合率 + 再現率) です。

病気の見逃しを避けたい検査では再現率を、正常なメールを迷惑メールと誤判定したくないフィルタでは適合率を重視します。

ROC曲線・AUC:判定のしきい値を動かしたときの偽陽性率(横軸)と真陽性率(縦軸)の関係を描いたのがROC曲線、その下側の面積がAUCです。1に近いほどよく、でたらめな予測では0.5前後になります。

回帰の評価

  • 平均二乗誤差(MSE):予測と正解の差を2乗して平均した値です。大きく外れた予測に強く反応します。
  • 二乗平均平方根誤差(RMSE):MSEの平方根です。予測対象と同じ単位で誤差の大きさを表せます。
  • 平均絶対値誤差(MAE):差の絶対値の平均です。外れ値の影響をMSEやRMSEより受けにくい指標です。

モデルの複雑さと選択

パラメータを増やすと訓練誤差は下がりますが、過学習の危険が高まります。オッカムの剃刀は、同じくらい説明できるなら単純なほうを選ぶという考え方です。情報量規準はこれを数値にしたもので、値が小さいモデルほどよいと判断します。

  • 赤池情報量規準(AIC):-2 × 最大対数尤度 + 2 × パラメータ数
  • ベイズ情報量規準(BIC):-2 × 最大対数尤度 + log(データ数) × パラメータ数

BICはデータが多いほどパラメータへのペナルティが重くなります。データ数が8件以上ならAICより罰則が重く、単純なモデルを選びやすくなります。

つまずきやすい点

  • 偽陽性は実際は負例なのに陽性と予測したもの、偽陰性は実際は正例なのに陰性と予測したもので、「真・偽」は予測が当たったか、「陽性・陰性」は予測の内容を表す点
  • 適合率は正例と予測した件数を分母に、再現率は実際の正例の件数を分母にとる、という分母の取り違え
  • 負例が大半のデータでは、すべて負例と予測するだけで正解率が高くなり、モデルのよさを正しく表さない点
  • ROC曲線の横軸は偽陽性率、縦軸は真陽性率(再現率)であり、AUCはでたらめな予測で約0.5になる点

シラバスのキーワード

16語

シラバス第1.4版に載っている語をすべて並べています。色のついた語は用語集で解説しています。「2問」などの数字は、その語を扱う練習問題の数です。

練習問題

14問
  1. #0029 適合率・再現率・F値の計算 難易度 標準・単一選択 未回答
  2. #0030 少量データでの検証方法 難易度 標準・単一選択 未回答
  3. #0031 ROC曲線とAUCの読み方 難易度 標準・単一選択 未回答
  4. #0032 情報量規準とモデルの複雑さ 難易度 応用・単一選択 未回答
  5. #0158 回帰の誤差指標の計算 難易度 標準・単一選択 未回答
  6. #0159 業務に応じた評価指標の選択 難易度 標準・単一選択 未回答
  7. #0160 学習誤差と検証誤差の比較 難易度 基礎・単一選択 未回答
  8. #0161 AICによるモデル選択の計算 難易度 標準・単一選択 未回答
  9. #0162 AUCと運用条件でのモデル比較 難易度 応用・単一選択 未回答
  10. #0344 混同行列とROC曲線上の点 難易度 標準・単一選択 未回答
  11. #0345 AICとBICで選ぶモデルの違い 難易度 応用・単一選択 未回答
  12. #0346 大規模データでの検証方法 難易度 標準・単一選択 未回答
  13. #0347 偽陽性と偽陰性の見分け 難易度 基礎・単一選択 未回答
  14. #0348 外れ値と回帰の評価指標の選択 難易度 基礎・単一選択 未回答

復習の時期が来た問題と、まだ解いていない問題から順に出題します。

混同しやすい用語

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出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日:2026年10月30日 シラバス第1.4版 技術10

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