G検定 練習問題 #0158・モデルの選択・評価

回帰の誤差指標の計算

機械学習の概要 › モデルの選択・評価 単一選択 難易度 標準

ある不動産会社が、物件の家賃を予測する回帰モデルを作り、評価用の4件で試した。実際の家賃と予測値(単位:万円)は、物件1が10と11、物件2が12と11、物件3が8と11、物件4が15と10であった。このモデルの平均絶対値誤差(MAE)、平均二乗誤差(MSE)、二乗平均平方根誤差(RMSE)の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 A

この問題の論点:回帰の誤差指標の計算

ポイント

RMSEは誤差を二乗してから平均し、平方根をとります。そのため、MAEより大きな誤差の影響を強く受けます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    予測値から実際の値を引いた誤差は+1、−1、+3、−5です。MAEは絶対値の平均で10÷4=2.5、MSEは二乗の平均で(1+1+9+25)÷4=9です。RMSEはMSEの平方根なので√9=3になります。

  2. B

    不適切

    0.5は、符号つきの誤差をそのまま平均した(1−1+3−5)÷4=−0.5の大きさです。正と負の誤差が打ち消し合ってしまうため、MAEでは絶対値をとってから平均します。

  3. C

    不適切

    MSEとRMSEが入れ替わっています。MSEは二乗誤差の平均で、単位は万円の2乗です。RMSEはその平方根をとるので、予測対象と同じ万円の単位に戻ります。

  4. D

    不適切

    36は二乗誤差の合計で、件数の4で割っていません。MSEは合計を件数で割った9です。RMSEの6も、合計36の平方根をとった同じ誤りから来ています。

補足

物件4の誤差5は、誤差の絶対値の合計10のうち半分を占めます。二乗誤差の合計36では25を占め、約7割に達します。このように、RMSEは一部の大きな外れに引っぱられやすい指標です。大きな外れを特に避けたい場面ではRMSEを、外れ値の影響を抑えて平均的な誤差の大きさを見たい場面ではMAEを使います。なお、RMSEは常にMAE以上の値になります。

試験での狙われ方

実際の値と予測値の表からMAE・MSE・RMSEを計算させる形や、外れ値の影響を受けやすい指標を選ばせる形が典型的です。

参考

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習