G検定 練習問題 #0029・モデルの選択・評価

適合率・再現率・F値の計算

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ある工場で、製品画像から不良品を見つける二値分類モデルを作り、評価用の1000件で試した。結果は、不良品を不良品と予測したものが30件、不良品を良品と予測したものが30件、良品を不良品と予測したものが10件、良品を良品と予測したものが930件であった。不良品を陽性としたとき、このモデルの適合率、再現率、F値の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:適合率・再現率・F値の計算

ポイント

F値は適合率と再現率の調和平均です。2つの値に差があるときは、算術平均よりも低いほうの値に近くなります。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    真陽性が30件、偽陽性が10件、偽陰性が30件です。適合率は30÷(30+10)=0.75、再現率は30÷(30+30)=0.50です。F値は2×0.75×0.50÷(0.75+0.50)=0.60になります。

  2. B

    不適切

    適合率と再現率が入れ替わっています。適合率は陽性と予測した40件のうち本当に不良品だった割合、再現率は実際の不良品60件のうち検出できた割合です。

  3. C

    不適切

    0.625は適合率と再現率の算術平均((0.75+0.50)÷2)です。F値は調和平均なので、2つの値のうち低いほうに引き寄せられ、0.60になります。

  4. D

    不適切

    0.375は適合率と再現率の積です。F値は「2×適合率×再現率÷(適合率+再現率)」で求めます。積を和で割り、さらに2倍する必要があります。

補足

このモデルの正解率は(30+930)÷1000=0.96と高い値です。しかし、実際の不良品60件のうち半分を見逃しています。陽性がまれなデータでは、正解率だけでは性能を判断できません。見逃しを減らしたい場面では再現率を、誤検出を減らしたい場面では適合率を重視し、両者のバランスをF値で確認します。

試験での狙われ方

混同行列の4つの件数から指標を計算させる形が典型的です。分母が「陽性と予測した件数」か「実際の陽性の件数」かで取り違えやすい論点です。

参考

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