AI用語集・ディープラーニングの応用例

PaLMとは

パームPathways Language Model

別名:Pathways Language Model

  • シラバス 技術27
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

PaLMとは、Googleが2022年に発表した、約5,400億のパラメータをもつデコーダ型Transformerの大規模言語モデルのことです。

くわしく

PaLM(Pathways Language Model)は、Googleが2022年4月に論文で発表した大規模言語モデル(LLM)です。パラメータ数は約5,400億で、当時最大級の規模でした。

どんなモデルか

名前にあるPathwaysは、Googleが開発した、多数のTPUで効率よく学習するための基盤システムです。PaLMはこのシステムを使い、2つのTPU v4 Podにまたがる6,144個のチップで学習されました。

構造は、GPTシリーズと同じく、デコーダだけをもつTransformerです。文章の続きとして次の単語を予測する課題で事前学習しています。学習データは約7,800億トークンで、Webページ、書籍、Wikipedia、ニュース記事、会話、ソースコードなどを含みます。

規模の拡大で見えたこと

論文では、80億、620億、5,400億の3つの規模のモデルを比べています。多くのタスクでは、規模に応じて性能がなだらかに伸びました。一方、BIG-benchという評価用タスク群のおよそ4分の1では、5,400億へ拡大したときに性能が急に伸びました。十分な規模に達すると新しい能力が現れうることを示した例として知られます。

また、推論の途中の過程を書いた例をプロンプトに含める方法(Chain-of-Thought)と組み合わせ、多段階の推論を要する一連の課題で、ファインチューニングした従来の最高性能を上回りました。

その後

Googleは2023年5月に、多言語の能力や推論の能力、計算効率を高めた後継のPaLM 2の技術報告を公開しました。さらに2023年12月には、画像や音声も扱うマルチモーダルのモデルであるGeminiを発表しています。LLMの分野は変化が速いため、最新の動向は各社の発表で確認してください。

覚え方

「PaLMは、Pathwaysで学んだ5,400億パラメータの言語モデル」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

大規模言語モデルの代表例として、パラメータ数の規模、デコーダ型のTransformerであること、規模の拡大で多段階の推論などの能力が大きく伸びたことが問われます。GPTシリーズなどほかのLLMとの対応も論点です。

混同しやすい用語

用語意味
PaLMこのページの用語Googleが2022年に発表した、約5,400億のパラメータをもつデコーダ型Transformerの大規模言語モデル
GPTOpenAIが開発した、TransformerのDecoderを使い、文章の続きを予測するように事前学習した言語モデルのシリーズ

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. PaLMは、BERTと同じくエンコーダだけをもつTransformerで、文中の隠した単語を当てる穴埋め形式の事前学習を行った。

    答えを見る

    答え × 誤り

    PaLMはデコーダだけをもつTransformerで、左から右へ次の単語を予測する標準的な言語モデルの課題で学習されました。この点はGPTシリーズと同じです。

  2. PaLMの論文では、モデルを620億から5,400億パラメータへ拡大したときに、一部のタスクで性能がなだらかではなく急に伸びる現象が報告されている。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    BIG-benchの150タスクのうち25%で、80億から620億への伸びをもとにした予測よりも、5,400億での正解率が10ポイント以上高くなりました。

  3. PaLMの学習データには、自然言語の文章のほかに、GitHubのソースコードも含まれていた。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Webページ、書籍、Wikipedia、ニュース記事、会話などに加えて、24のプログラミング言語のソースコードが含まれていました。論文では、コード生成の能力も評価しています。

この用語の練習問題

1問
  1. #0222LLMの規模と性能の関係難易度 応用・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術27

法令・ガイドライン等は2026年10月31日時点の内容にもとづきます。

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