AI用語集・ディープラーニングの応用例

Agent57とは

エージェントフィフティセブン

別名:エージェント57

  • シラバス 技術29
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

Agent57とは、Atari 2600の57種類のゲームすべてで人間の基準スコアを上回った、DeepMindの深層強化学習のエージェントのことです。

くわしく

Agent57は、DeepMindのAdrià Puigdomènech Badiaらが2020年3月に発表した深層強化学習のエージェントです。Atari 2600の57種類のゲームすべてで、人間の基準スコアを上回った初めての深層強化学習のエージェントとして報告されました。名前の57はゲームの数に由来します。

それまでの課題

論文によると、当時最先端だったR2D2とMuZeroも、人間の基準を上回ったのは52種類と51種類のゲームまででした。残りのゲームでは、ほとんど学習できないことがありました。

  • 探索が難しいゲーム:報酬がめったに得られず、手がかりがつかめません。Montezuma's RevengeやPitfall!などです。
  • 報酬が遅れて届くゲーム:どの行動が結果につながったのかを、長い行動の列から見極める必要があります。SkiingやSolarisなどです。

仕組み

Agent57は、先に発表されたNGU(Never Give Up)を改良したエージェントです。NGU自体は、分散型のR2D2をもとにしています。

  • 内発的報酬:ゲームの得点に加え、見慣れない状態に出会うこと自体に報酬を与え、探索を促します。
  • 方策の集まり:探索を強く重視する方策から得点だけを狙う方策までを、同時に学習します。得点の価値と内発的報酬の価値は、別々のネットワークで推定します。
  • メタコントローラ:どの方策でプレイするかを、多腕バンディットのアルゴリズムで選びます。各方策は探索の強さと割引率の組で決まり、直近の得点が高い方策ほど多く選ばれます。

最後に人間の基準を超えたのはSkiingで、約780億フレームの学習を要しました。Rainbowが6つの改良を統合してDQNを強化したのに対し、Agent57は探索と活用の配分を自動で調整し、苦手なゲームを残さない汎用性を示しました。

覚え方

「57ゲームすべてで人間の基準超え。どれだけ探索するかはバンディットで選ぶ」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

57種類のAtariのゲームすべてで人間の基準を上回った点、探索を重視する方策から活用を重視する方策までを学び、メタコントローラで使い分ける仕組み、DQNやRainbowとの違いが問われます。

混同しやすい用語

用語意味
Agent57このページの用語Atari 2600の57種類のゲームすべてで人間の基準スコアを上回った、DeepMindの深層強化学習のエージェント
RainbowダブルDQNやデュエリングネットワークなど、DQNに対する6つの改良を1つのエージェントに組み合わせた深層強化学習の手法

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. Agent57は、ゲームの得点に対する価値と内発的報酬に対する価値を、同じ構造の別々のネットワークで推定する。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    もとにしたNGUは2つを合わせた1つの価値として学習しており、報酬の大きさや頻度が大きく違うと学習が不安定になることがありました。分けて推定することで、学習が安定しました。

  2. Agent57は、ゲームの得点だけを報酬として学習し、初めて見る状態に出会うこと自体には報酬を与えない。

    答えを見る

    答え × 誤り

    もとにしたNGUと同じく、状態の新しさに応じた内発的報酬を得点に加えて学習します。報酬がなかなか得られない、探索の難しいゲームで行動の範囲を広げるためです。

  3. Agent57が注目されたのは、57種類のゲームの平均スコアで、初めて人間の基準を上回ったからである。

    答えを見る

    答え × 誤り

    平均スコアでは、それ以前のR2D2やMuZeroもすでに人間の基準を大きく上回っており、論文の表ではMuZeroの平均はAgent57より高い値です。一方、両者が人間の基準を上回ったのは52種類と51種類のゲームまででした。57種類すべてで上回った点が新しい成果です。

この用語の練習問題

1問
  1. #0230ゲームで成果を上げたAIの事例難易度 基礎・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術29

誤りを報告

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習