AI用語集・機械学習の概要

強化学習とは

きょうかがくしゅうreinforcement learning略語 RL

  • シラバス 技術9
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題5問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

強化学習とは、エージェントが環境の中で試行錯誤しながら行動し、得られる報酬の合計が大きくなる行動の選び方(方策)を学ぶ機械学習の方法のことです。

試験範囲としての全体像はシラバス項目『強化学習』の要点まとめで整理しています。

くわしく

強化学習は、うまくいった行動を繰り返し、失敗した行動を避けながら上達していく学び方を、コンピュータで実現する方法です。教師あり学習・教師なし学習と並ぶ、機械学習の代表的な枠組みの1つです。

登場する要素

学習して行動を選ぶ主体をエージェント、エージェントが働きかける対象を環境と呼びます。エージェントは環境の様子(状態)を観測して行動を選び、その結果として報酬と次の状態を受け取ります。このやり取りを繰り返しながら、状態に応じて行動を選ぶ規則(方策)をよりよいものにしていきます。

教師あり学習との違い

強化学習では、各場面での正解の行動は教えられません。手がかりは報酬だけです。しかも、ある行動のよしあしが、すぐには報酬に表れないことがあります。囲碁では、勝敗は対局の最後に決まります。そこで、目先の報酬ではなく、将来の報酬を割引率で割り引きながら足し合わせた合計(収益)を大きくするように学びます。

また、どんなデータが集まるかは、エージェント自身の行動で変わります。よいと分かっている行動を選ぶ「活用」と、まだよく知らない行動を試す「探索」のバランスをとることが、強化学習に特有の課題です。

手法と応用

Q学習やSARSAは行動の価値を推定する手法で、方策勾配法は方策を直接改善する手法です。ディープラーニングと組み合わせた深層強化学習では、DQNがゲーム画面の画素から直接学習し、AlphaGoが囲碁でトップ棋士に勝ちました。ロボットの制御や、対話型の言語モデルを人間の好みに合わせる調整(RLHF)にも使われます。

覚え方

「正解はもらえず、報酬だけを頼りに試行錯誤する」のが強化学習です。

G検定での出題

出題のされ方

エージェント・環境・状態・行動・報酬の関係や、正解の代わりに報酬を手がかりに将来まで含めた報酬の合計を大きくする考え方、教師あり学習との違い、深層強化学習の応用例が問われます。

混同しやすい用語

用語意味
強化学習このページの用語エージェントが環境の中で試行錯誤しながら行動し、得られる報酬の合計が大きくなる行動の選び方(方策)を学ぶ機械学習の方法
教師あり学習入力と正解(ラベル)を組にしたデータを使い、入力から正解を予測する規則を学ぶ機械学習の方法
教師なし学習正解(ラベル)の付いていないデータから、似たもののまとまりやデータの構造を見つけ出す機械学習の方法

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 強化学習は、行動の結果がその場ですぐ数値で評価できる課題にしか使えず、勝敗が最後にしか決まらない対局のような課題には使えない。

    答えを見る

    答え × 誤り

    遅れて得られる報酬を扱えることが強化学習の特徴です。将来の報酬まで含めた合計を大きくするように学ぶため、囲碁のように最後に勝敗が決まる課題にも使われます。

  2. 強化学習では、エージェントがどの行動を選ぶかによって、その後に得られる経験(学習に使うデータ)の内容も変わる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    教師あり学習では学習データが先に決まっていますが、強化学習では自分の行動がデータを作ります。そのため、まだ試していない行動をどれだけ試すかが重要になります。

  3. 強化学習はディープラーニングが普及する前から研究されてきた枠組みであり、行動価値を表の形で持つQ学習のように、ニューラルネットワークを使わない手法もある。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Q学習は、ワトキンスが1989年の博士論文で提案した手法です。価値や方策をニューラルネットワークで近似する深層強化学習は、こうした手法の発展形です。

この用語の練習問題

5問
  1. #0141AlphaGoと後継AIの学習方法難易度 応用・単一選択未回答
  2. #0342バンディット問題とマルコフ決定過程難易度 基礎・単一選択未回答
  3. #0363信用割当問題の現れ方難易度 標準・単一選択未回答

ほかに2問あります。続けて解くと、すべての問題を順に出題します。

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術9・技術29

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