AI用語集・ディープラーニングの応用例

MnasNetとは

エムナスネット

  • シラバス 技術26
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

MnasNetとは、スマートフォンの実機で測った推論時間と精度の両方を目的にして、NASで構造を探索したモバイル向けのCNNのことです。

くわしく

MnasNetは、GoogleのMingxing Tanらが2018年に発表した、スマートフォン向けのCNNです。名前は、論文が提案したモバイル向けのNAS(MNAS)に由来します。人手で設計するのではなく、NASで構造を自動で探索して作られました。

実機で測った速さを目的に入れる

スマートフォン向けのモデルには、精度だけでなく速さが求められます。それまでの研究では、速さの目安として計算量(FLOPS)がよく使われていました。しかし計算量が同じでも、端末での実際の速さは大きく異なることがあります。論文では、MobileNetとNASNetの計算量はほぼ同じなのに、推論時間は113ミリ秒と183ミリ秒だった例が示されています。

そこでMnasNetの探索では、候補のモデルをPixelスマートフォンで実際に動かし、推論時間を測りました。精度と推論時間を1つの報酬にまとめ、推論時間が目標より長いほど報酬が下がり、短いほど上がるようにしています。この報酬が大きくなるように、強化学習で構造を探しました。

ブロックごとに違う構造を選ぶ

それまでのNASの多くは、セルと呼ぶ部品を数種類だけ探し、それを繰り返し積み重ねていました。MnasNetは、ネットワークをいくつかのブロックに分け、ブロックごとに畳み込みの種類、フィルタの大きさ、層の数などを選べるようにしました。層ごとの違いを保てるため、端末での効率が上がります。

成果とその後

ImageNetの画像分類では、MobileNetV2より約1.8倍速く、精度も上回りました。COCOの物体検出でも、MobileNetを使った場合より高い精度を示しています。MnasNetの探索空間は、のちにEfficientNetのベースのモデル(B0)の探索にも使われました。

覚え方

「MnasNetは、スマホで実際に測ってから選ぶNAS」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

NASの具体例として、実機で測った推論時間を精度とあわせて探索の目的に含めた点が問われます。MobileNetやEfficientNetとの関係、端末向けの軽量なモデルを選ぶ場面での使い分けも論点です。

混同しやすい用語

用語意味
MnasNetこのページの用語スマートフォンの実機で測った推論時間と精度の両方を目的にして、NASで構造を探索したモバイル向けのCNN
MobileNetDepthwise Separable Convolutionで計算量を減らした、端末向けの軽量なCNN

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. MnasNetの探索では、ネットワーク全体で1種類のセルの構造を探し、それを繰り返し積み重ねる探索空間を使った。

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    答え × 誤り

    MnasNetは、ネットワークをいくつかのブロックに分け、ブロックごとに別々の構造を選べる探索空間を使いました。層の多様性を保ち、端末での効率を高めるためです。

  2. MnasNetは、ImageNetの画像分類で、MobileNetV2より速い推論と高い精度を両立したと報告されている。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    論文では、Pixelスマートフォン上で、幅を1.4倍にしたMobileNetV2より約1.8倍速く、top-1精度は0.5ポイント高い結果が示されています。

  3. MnasNetの探索空間には、MobileNetV2で使われた反転残差ブロック(MBConv)が、層の候補として含まれている。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    畳み込みの種類を通常の畳み込み、Depthwise畳み込み、MBConvから選び、フィルタの大きさやSEブロックの有無も選びます。層の数やチャネル数も、MobileNetV2を基準に探索しました。

この用語の練習問題

1問
  1. #0209モバイル向けモデルの自動設計難易度 標準・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術26

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