AI用語集・AIの社会実装に向けて

ウォーターフォールとは

うぉーたーふぉーるwaterfall model

別名:ウォーターフォール型開発、ウォーターフォールモデル

  • シラバス 技術35
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

ウォーターフォールとは、要件定義・設計・実装・テストなどの工程を上から順に進め、原則として前の工程に戻らないことを前提とする開発の進め方のことです。

くわしく

ウォーターフォールは、システム開発を要件定義、設計、実装、テスト、運用といった工程に分け、上から順に進める方法です。滝(waterfall)の水が上から下へ流れ落ちるように、原則として前の工程には戻りません。

特徴

各工程では成果物を文書にまとめ、確認と承認を経てから次の工程に進みます。全体の計画を最初に立てるため、費用や期間を見積もりやすく、進み具合も管理しやすいのが利点です。作るべきものが最初から明確で、途中で要件が変わりにくい開発に向いています。

弱点は、動くものを確かめられるのが後半の工程になることです。テストの段階で大きな問題が見つかると、設計まで戻る大きな手戻りになります。

由来

この進め方の原型としてよく挙げられるのが、ウィンストン・ロイスが1970年に発表した論文です。ただし、論文には「ウォーターフォール」という言葉は出てきません。またロイス自身は、工程を一方向に1回だけ進めるやり方は「リスクが大きく、失敗を招く」と書き、前の工程への立ち戻りや、先に試作を作ることを勧めていました。

AI開発との関係

AIモデルの精度は、実際のデータで学習させてみるまでわかりません。要件と目標の精度を最初に固めて一気に作ると、終盤で目標に届かないと判明したときに、大きな手戻りが生じます。そのためAI開発では、PoCで見込みを確かめながら段階的に進める方法や、アジャイルの考え方が取り入れられます。経済産業省の「AI・データの利用に関する契約ガイドライン(AI編)」も、アセスメント、PoC、開発、追加学習の段階ごとに結果を確かめ、次へ進むかを決める探索的段階型を示しています。一方、データを集める基盤や既存システムとの連携など、要件を固めやすい部分にはウォーターフォールが使われることもあります。

覚え方

「滝の水は上に戻らない」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

工程を順に進めて前に戻らないという特徴を、短い周期を繰り返すアジャイルの特徴と取り違えた説明を見抜く形や、AI開発で手戻りが起きやすい理由が問われます。

混同しやすい用語

用語意味
ウォーターフォールこのページの用語要件定義・設計・実装・テストなどの工程を上から順に進め、原則として前の工程に戻らないことを前提とする開発の進め方
アジャイル短い期間で計画・開発・評価を繰り返し、動くものを少しずつ作りながら、変化に合わせて計画を見直していく開発の進め方

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. ウォーターフォールの原型としてよく挙げられる1970年のRoyceの論文は、工程を一方向に1回だけ進めるやり方について、そのままではリスクが大きいと指摘していた。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Royceは、テストの段階で初めて問題が見つかると大きな設計変更が必要になると述べ、前の工程への立ち戻りや、先に試作を作ることを勧めていました。

  2. ウォーターフォールでは、各工程の成果物を文書として残すことをあまり重視せず、口頭のやり取りで次の工程に引き継ぐ。

    答えを見る

    答え × 誤り

    各工程の成果物を文書にまとめ、確認してから次の工程に進むのが基本です。後の工程は前の工程の文書を前提に進むため、文書が重要な役割を担います。

  3. ウォーターフォールは、作るべきものが最初から明確で、途中で要件が変わりにくい開発に向いている。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    工程を順に進めるため、全体の計画や進み具合を管理しやすいのが利点です。反対に、途中で要件が変わると、前の工程に戻る手戻りが大きくなります。

この用語の練習問題

1問
  1. #0085アジャイルとウォーターフォール難易度 基礎・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術35

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