AI用語集・AIの社会実装に向けて

CRISP-MLとは

クリスプエムエルCross-Industry Standard Process model for the development of Machine Learning applications with Quality assurance methodology

別名:CRISP-ML(Q)

  • シラバス 技術35
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題7問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

CRISP-MLとは、CRISP-DMを土台に、運用後の監視と保守や品質保証の考え方を加えた、機械学習システム開発のプロセスモデルのことです。

くわしく

CRISP-MLは、機械学習を使ったシステムを作り、運用し続けるまでの進め方を示したプロセスモデルです。データマイニングの標準的な手順であるCRISP-DMを、機械学習向けに広げたものです。Studerらが提案し、論文ではCRISP-ML(Q)と呼ばれています。

CRISP-DMとの違い

CRISP-DMでは、運用後のことは「展開」フェーズの一部として扱うだけでした。データから知見を得る分析なら、それでも足ります。しかし機械学習のモデルは、本番で長く使われます。その間にデータの傾向が変わると、精度が下がっていきます。

CRISP-MLは、次の6つのフェーズで構成されます。

  1. ビジネスとデータの理解
  2. データの準備
  3. モデリング
  4. 評価
  5. 展開
  6. モニタリングと保守

ビジネスの理解とデータの理解を1つにまとめたのは、使えるデータがあるかどうかで、プロジェクトが実現できるかが決まることが多いためです。そして、運用中のモデルを見張り、更新するフェーズを独立させました。各フェーズは一方通行ではなく、問題が見つかれば前のフェーズに戻ります。

品質保証の考え方

名前の(Q)は品質保証(Quality assurance)を表します。フェーズごとに満たすべき要件と制約を決め、作業ごとに成功や効率を損なうリスクを洗い出して、そのリスクを抑える品質保証の方法を選びます。たとえば保守では、入力データの統計を学習データと比べて変化を検知し、必要ならモデルを更新します。更新したモデルも、評価を経てから展開します。

MLOpsとの関係

CRISP-MLは「何を、どの順に行うか」を示す手順のモデルです。監視や再学習を自動化して回し続ける仕組みは、MLOpsの領域です。両者は対立するものではなく、組み合わせて使います。

覚え方

「CRISP-DMの最後に『見張りと手入れ』の1段を足したもの」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

CRISP-DMとのフェーズ構成の違い(ビジネスとデータの理解の統合、モニタリングと保守の追加)、運用中のモデルの劣化への備え、MLOpsとの関係が問われます。

混同しやすい用語

用語意味
CRISP-MLこのページの用語CRISP-DMを土台に、運用後の監視と保守や品質保証の考え方を加えた、機械学習システム開発のプロセスモデル
CRISP-DMビジネスの理解から展開(デプロイ)までの6つのフェーズで、データ分析プロジェクトの進め方を示した業種横断の標準プロセスモデル

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. CRISP-ML(Q)の(Q)は、各作業で成功を妨げるリスクを洗い出し、それを抑える品質保証の方法を組み込んでいることを表している。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Qは品質保証(Quality assurance)の頭文字です。フェーズごとに要件と制約を決め、作業ごとにリスクを洗い出して、それを抑える方法を選びます。

  2. CRISP-MLでビジネスの理解とデータの理解が1つのフェーズにまとめられたのは、使えるデータによってビジネスの目標が決まったり変わったりするなど、2つの作業が強く結び付いているためである。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    提案論文は、データがあるかどうかでプロジェクトの実現可能性が左右されることが多いと述べています。CRISP-DMでは、この2つは別のフェーズでした。

  3. CRISP-MLのモニタリングと保守のフェーズで再学習したモデルは、評価済みのモデルを新しいデータで更新しただけなので、改めて評価せずに本番へ展開してよい。

    答えを見る

    答え × 誤り

    提案論文は、更新のたびに評価のフェーズと同じ評価を行ってから展開するよう求めています。以前のモデルと性能を比べれば、劣化の速さもわかります。

この用語の練習問題

7問
  1. #0083CRISP-DMとCRISP-MLの特徴難易度 標準・単一選択未回答
  2. #0084PoCの進め方と判断基準難易度 標準・単一選択未回答
  3. #0086運用中のモデル劣化への対応難易度 応用・単一選択未回答

ほかに4問あります。続けて解くと、すべての問題を順に出題します。

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術35

誤りを報告

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習