AI用語集・ディープラーニングの要素技術

RandAugmentとは

ランドオーグメント

別名:RandAugument

  • シラバス 技術25
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題2問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

RandAugmentとは、用意した変換の候補からランダムに選んだN個の変換を、すべて共通の強さMで画像に加えるデータ拡張の手法のことです。

くわしく

RandAugmentは、どのデータ拡張をどれだけ強くかけるかを、少ない手間で決められるようにした手法です。2019年にGoogleの研究者が発表しました。シラバスでは「RandAugument」と表記されています。

背景:変換の組み合わせ探し

画像の拡張には、回転、明るさ、コントラストなど多くの変換があります。どれをどの確率と強さで使うかで、精度は変わります。先に提案されたAutoAugmentは、この組み合わせ(ポリシー)を強化学習で探しました。ただし探索の計算コストが大きいため、小さなモデルと小さなデータセットによる代理の課題で探し、その結果を本番の大きなモデルに流用していました。

仕組み

RandAugmentは、調整する値を2つに絞りました。

  • N:1枚の画像に続けて加える変換の数
  • M:すべての変換に共通する強さ(整数の目盛りで表す)

変換は、回転、明るさ、コントラスト、せん断、平行移動、何もしない変換など14種類の候補から、毎回同じ確率でランダムに選びます。どの変換をどの確率で使うかを学習しないため、探索する範囲(探索空間)は、AutoAugmentの約10の32乗通りから約10の2乗通りに縮まりました。そのため、本番のモデルとデータでNとMを直接決められます。

分かったこと

論文では、大きなモデルや大きな学習データほど、強い変換が適していることが示されました。小さな代理の課題で決めた強さが、本番では最適とは限らないことを意味します。EfficientNet-B7を使ったImageNetの画像分類では、85.0%の正解率を記録しました。COCOの物体検出でも精度が上がっています。

覚え方

「Rand(ランダムに選ぶ)+Augment(拡張)」で、決めるのは個数Nと強さMの2つだけ、と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

調整する値が変換の数Nと共通の強さMの2つだけである点と、強化学習で変換の組み合わせを別途探索する必要があったAutoAugmentとの違いが問われます。

シラバスでは「RandAugument」と表記されています。

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. RandAugmentのNとMは、どちらも値を大きくするほど、データ拡張による正則化が強くなるように設計されている。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    Nを増やすと1枚に加える変換が増え、Mを上げると各変換が強くなります。値の意味が直感的に分かるため、調整しやすい設計です。

  2. RandAugmentは調整する値が少ないため、グリッドサーチのような単純な方法でも、よい値の組み合わせを探せる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    調整するのはNとMの2つだけなので、候補の値を総当たりで試しても手間は小さく済みます。提案論文でも、単純なグリッドサーチで十分な効果が得られたとしています。

  3. RandAugmentは画像分類のための手法であり、物体検出のモデルの学習では効果が確かめられていない。

    答えを見る

    答え × 誤り

    提案論文では、COCOの物体検出でも、基本的なデータ拡張に比べて精度(mAP)が1.0〜1.3ポイント上がったと報告しています。

この用語の練習問題

2問
  1. #0062画像データ拡張手法の区別難易度 標準・単一選択未回答
  2. #0205RandAugmentの探索の工夫難易度 応用・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術25

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