AI用語集・ディープラーニングの要素技術

Random Erasingとは

ランダムイレイジング

別名:Random Erasing Data Augmentation、ランダムイレーシング

  • シラバス 技術25
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題2問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

Random Erasingとは、画像の中からランダムに選んだ長方形の領域をランダムな値で塗りつぶし、一部が隠れた画像を作るデータ拡張の手法のことです。

くわしく

Random Erasingは、画像の中からランダムに長方形を選び、その範囲をランダムな値で塗りつぶすデータ拡張の手法です。2017年に論文が公開され、AAAI 2020で発表されました。写真の一部を、テレビの砂嵐のような模様で覆い隠すイメージです。

仕組み

1枚の画像ごとに、次の手順で処理します。

  1. 確率p(論文の標準は0.5)で、消すかどうかを決めます。消さない画像はそのまま使います。
  2. 消す範囲の面積を、画像全体の2%〜40%の間でランダムに決めます。
  3. 縦横比も、0.3〜約3.3の間でランダムに決めます。
  4. 位置をランダムに決め、範囲内の画素を0〜255のランダムな値で置き換えます。

正解ラベルは変えません。

ねらい

現実の写真では、人や物の一部がほかの物に隠れていることがよくあります。こうした隠れ(オクルージョン)を含む画像を人工的に作って学習させ、隠れに強く、過学習しにくいモデルにします。学習するパラメータが増えないため、多くのCNNにそのまま組み込めます。論文では、画像分類、物体検出、人物の再識別(別のカメラに映った同じ人物を探す課題)で効果が確かめられました。

Cutoutとの違い

Cutoutも、ほぼ同じ時期に発表された、画像の一部を消す手法です。Cutoutは決まった大きさの正方形を一定の値で塗りつぶします。Random Erasingは、大きさも縦横比も変わる長方形を、ランダムな値で塗りつぶします。考え方は近いので、塗りつぶす形と値の違いで見分けます。

覚え方

「Random(ランダムに)Erasing(消す)」の名前どおり、場所も大きさも形も値もランダムです。

G検定での出題

出題のされ方

大きさや縦横比をランダムに変えた長方形をランダムな値で塗りつぶす点と、隠れに強くする目的が基本です。決まった大きさの正方形を使うCutoutとの違いが問われます。

混同しやすい用語

用語意味
Random Erasingこのページの用語画像の中からランダムに選んだ長方形の領域をランダムな値で塗りつぶし、一部が隠れた画像を作るデータ拡張の手法
Cutout学習のたびに画像のランダムな位置を決まった大きさの正方形で塗りつぶし、一部が隠れた画像で学習させるデータ拡張の手法

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. Random Erasingは、すべての学習画像に必ず適用するのではなく、一定の確率で適用するかどうかを決めるため、元のままの画像も学習に使われる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    提案論文の標準設定では、確率0.5で消すかどうかを決めます。隠れた画像と元の画像の両方で学習します。

  2. Random Erasingを使うには、学習するパラメータをネットワークに追加し、モデルの構造を変更する必要がある。

    答えを見る

    答え × 誤り

    Random Erasingは入力画像を加工するだけで、学習するパラメータは増えません。そのため、多くのCNNの学習にそのまま組み込めます。

  3. Random Erasingの提案論文では、ランダムな切り抜きや左右反転といった一般的なデータ拡張と組み合わせても効果があると報告している。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    切り抜きや反転とは違う種類の変化(隠れ)を加えるため、互いに補い合います。論文の実験でも、反転と切り抜きを使った学習に加える形で効果を確かめています。

この用語の練習問題

2問
  1. #0201隠れに強くする拡張難易度 基礎・単一選択未回答
  2. #0206小さな欠陥の画像の拡張難易度 応用・単一選択未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術25

誤りを報告

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習