経済産業省「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」は、探索的段階型の開発について、段階ごとにモデル契約を示している。次の(ア)〜(ウ)の段階と、それぞれで結ぶことが想定されている契約の組合せとして、最も適切なものを1つ選べ。(ア)アセスメント段階 (イ)PoC段階 (ウ)開発段階
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解説
正解 B
この問題の論点:段階ごとのモデル契約の種類
ポイント
モデル契約は、アセスメントは秘密保持契約、PoCは導入検証契約、開発はソフトウェア開発契約という対応で示されています。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
導入検証契約はPoC段階の契約で、試作したモデルで精度などを検証し、結果をレポートにまとめる業務を想定しています。データを初めて開示するアセスメント段階では、まず秘密保持契約を結びます。
- B
適切 正解
アセスメント段階では、一部のデータを渡して導入できそうかを見極めるため、まず秘密保持契約(NDA)を結びます。PoC段階は導入検証契約で精度などを検証し、その結果を見て開発段階のソフトウェア開発契約に進みます。
- C
不適切
PoC段階は、開発に進むかを判断するための検証で、実際に使うモデルを作る段階ではありません。また、保守契約は運用を始めた後の取り決めで、開発段階で結ぶ契約ではありません。
- D
不適切
アセスメント段階は、AIで課題を解決できそうかを短期間で見極める段階です。ここで開発の契約を結ぶと、成果の見通しが立たないまま費用と義務を確定させることになり、段階を分ける意味が失われます。
補足
探索的段階型の4つ目は、納めたモデルに追加のデータで学習させる追加学習段階です。ガイドラインが示すモデル契約書は、秘密保持契約書、導入検証契約書、ソフトウェア開発契約書の3つで、追加学習段階のものはありません。再学習の扱いは、保守の契約などで個別に取り決めます。
試験での狙われ方
段階の名前と契約の名前を入れ替えた組合せや、各段階の目的と結びつけた形で問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目6 AI開発委託契約)
- 経済産業省「AI・データの利用に関する契約ガイドライン(AI編)」(2018年6月) (探索的段階型の開発方式、モデル契約(秘密保持契約書、導入検証契約書、ソフトウェア開発契約書))