意味ネットワークでは、関係の種類によって、記述した知識から新しい知識を導けるかどうかが変わる。is-aの関係、has-aの関係、part-ofの関係を使った推論に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 A
この問題の論点:part-of関係と推移律
ポイント
is-aの関係では推移律が成り立ちますが、part-ofの関係は種類の違う関係をつなぐと推移律が崩れることがあります。
選択肢ごとの解説
- A
適切 正解
「腕は田中さんの一部」(部品と全体)と「田中さんは営業部の一員」(メンバーと集団)をつないでも、「腕は営業部の一部」とは言えません。part-ofの関係では、推移律を一律には使えません。
- B
不適切
同じ「部品と全体」の関係どうしなら、スポーク、車輪、自転車とたどって「スポークは自転車の一部」と導けます。part-ofの関係で推移律が崩れやすいのは、種類の違う関係をつないだ場合です。
- C
不適切
性質を引き継ぐ向きが逆です。is-aの関係では、下位概念が上位概念の性質を引き継ぎます。ペンギンだけがもつ性質は、上位概念である鳥の全体には当てはまりません。
- D
不適切
part-ofの関係を全体の側から見ると、「スマートフォンは画面を持つ」というhas-aの関係になります。is-aは「〜の一種」という上位と下位の関係で、部分と全体の関係とは別物です。
試験での狙われ方
具体的な文の組から結論を導けるかどうかを示し、関係の種類と推移律・性質の継承の扱いを問う形がよく見られます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目4 知識表現とエキスパートシステム)
- Winston, Chaffin and Herrmann, A Taxonomy of Part-Whole Relations (1987)