G検定 練習問題 #0132・知識表現とエキスパートシステム

エキスパートシステムの構成と推論

人工知能をめぐる動向 › 知識表現とエキスパートシステム 単一選択 難易度 標準

ある市役所が、窓口の熟練職員の判断をif-thenルールで表し、住民が利用できる補助制度を判定して案内するエキスパートシステムを検討している。この種のシステムの仕組みに関する説明として、最も不適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 D

この問題の論点:エキスパートシステムの構成と推論

ポイント

エキスパートシステムの推論エンジンは知識ベースにあるルールだけを使うため、想定外の事例や常識が必要な判断には対応できません。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切

    エキスパートシステムは、知識(ルールの集まり)を知識ベースに、ルールを使って結論を導く手続きを推論エンジンに分けて作ります。推論の仕組みに手を入れずに知識だけを更新できるのが利点です。

  2. B

    適切

    結論の候補(仮説)から出発して条件を確かめる方法を後ろ向き推論といい、MYCINもこの方式で原因菌を推定しました。事実から出発して結論を導く方法は前向き推論です。

  3. C

    適切

    使ったルールをたどれば、結論に至った理由を説明できます。MYCINは、なぜその質問をするのか、どうしてその結論になったのかを利用者に説明する機能をもっていました。

  4. D

    不適切 正解

    推論エンジンは知識ベースのルールを機械的に適用するだけで、常識を自分で補うことはできません。想定外の事例には弱く、ルールの見直しが欠かせません。常識の不足は、Cycプロジェクトが始まった動機の1つでもあります。

試験での狙われ方

知識ベースと推論エンジンの役割分担や、エキスパートシステムの長所と限界を事例に当てはめて問う形がよく見られます。

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