AI用語集・ディープラーニングの応用例

WaveNetとは

ウェーブネット

  • シラバス 技術28
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題3問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

WaveNetとは、音声の波形を、それまでのサンプルをもとに1サンプルずつ予測して生成する、DeepMindが開発したニューラルネットワークのことです。

くわしく

WaveNetは、2016年にGoogle傘下のDeepMindが発表した、音声の波形を直接生成するニューラルネットワークです。人の声に近い自然な音声を合成できることで注目されました。

従来の音声合成との違い

それまでのテキスト音声合成には、主に2つの方式がありました。録音した音声の断片をつなぎ合わせる波形接続型と、声の特徴を表すパラメータを統計モデルで推定し、ボコーダで音にするパラメトリック型です。前者は声の調子を自由に変えにくく、後者は機械的な音質になりがちでした。

WaveNetは、デジタル化された音声の波形そのものを、1サンプルずつ予測して生成します。それまでのサンプルをもとに次の値を予測し、その値を入力に戻して、さらに次を予測します。このような方式を自己回帰型と呼びます。

しくみ

1秒の音声は、16kHzで記録した場合でも1万6,000個のサンプルからなります。自然な音声を作るには、遠い過去のサンプルまで参照する必要があります。WaveNetは、次の2つの工夫でこれに対応しました。

  • 因果的な畳み込み:未来のサンプルを参照せず、過去のサンプルだけから予測します。
  • Dilated Convolution:畳み込むサンプルの間隔を、層ごとに1、2、4、8……と広げます。少ない層で、長い時間の範囲を見渡せます。

出力は、次のサンプルの値を256段階に分けたときの確率分布です。

成果と課題

英語と中国語の音声合成で、聞き手による自然さの評価が従来の方式を上回りました。話者の情報を条件として与えれば、1つのモデルで複数の声を出し分けられます。音楽の生成にも使えることが示されています。

一方、1サンプルずつ順に計算するため、当初は生成に時間がかかりました。その後、並列に生成できる改良版が開発されています。

覚え方

「波(Wave)を一粒ずつ、過去だけを見て積み上げる」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

音声波形を1サンプルずつ直接生成する自己回帰型のモデルである点、因果的な畳み込みとDilated Convolutionの役割、従来の音声合成より自然な音声を生成した点が問われます。

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. WaveNetは、テキスト音声合成の評価で、従来の波形接続型やパラメトリック型の方式より自然だと聞き手に評価された。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    英語と中国語の両方で、人による自然さの評価が従来の最良の方式を上回ったと報告されています。

  2. WaveNetは、波形のすべてのサンプルを同時に並列で生成できるため、最初の発表時から生成が非常に高速だった。

    答えを見る

    答え × 誤り

    生成時は1サンプルずつ順に予測し、その結果を次の入力に使います。16kHzの音声なら1秒分で1万6,000回の予測が必要で、当初は生成の遅さが課題でした。

  3. WaveNetは、話者を示す情報を条件として与えることで、1つのモデルで複数の話者の声を生成し分けられる。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    論文では、多数の話者の音声で学習した1つのモデルが、話者の指定を切り替えるだけで声を出し分けられることが示されています。

この用語の練習問題

3問
  1. #0072音声認識と音声合成の手法難易度 基礎・単一選択未回答
  2. #0417音声合成の処理段階と誤り難易度 標準・単一選択未回答
  3. #0235生成したいデータと手法の対応難易度 基礎・組合せ未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術28

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