AIを業務に取り入れる方法として、ベンダに自社専用のモデルの開発を委託する場合と、SaaS型のAIサービスを利用する場合を比べた。SaaS型のAIサービスの利用に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 C
この問題の論点:SaaS型提供と開発委託の違い
ポイント
SaaS型では、利用者は提供者が運用するAIを利用規約の範囲で使う権利を得るにとどまり、モデル自体は引き渡されません。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
利用料はサービスを使う対価で、モデルの権利が移るわけではありません。自社専用のモデルを手元で使い続けたいなら、開発委託などで成果物の引渡しや利用条件を個別に定める必要があります。
- B
不適切
SaaS型は同じサービスを多数の利用者に提供するため、提供者が用意した利用規約に同意する形が一般的です。こうした規約は民法の定型約款に当たることが多くあります。個別交渉は開発委託の特徴です。
- C
適切 正解
SaaSでは、ソフトウェアを手元に導入せず、提供者が運用するものをインターネット経由で使います。利用者が得るのは定められた範囲で使う権利で、モデルそのものを引き渡されるわけではありません。
- D
不適切
SLAで約束されるのは、稼働率や障害時の復旧時間などのサービス水準が中心で、出力の正確さとは別の事柄です。汎用的なAIサービスでは、利用者ごとのデータでの精度を保証しない規約が多くあります。
試験での狙われ方
開発委託との違い(個別交渉か利用規約か、成果物の引渡しの有無、SLAと精度保証の違い)を比べる形で問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目7 AIサービス提供契約)
- 民法(明治29年法律第89号) (第548条の2)