著作権法が定める著作者の権利に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 B
この問題の論点:著作権と著作者人格権の違い
ポイント
著作権(財産権)は譲渡できますが、公表権・氏名表示権・同一性保持権からなる著作者人格権は譲渡できません。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
著作者人格権は、公表権(18条)、氏名表示権(19条)、同一性保持権(20条)の3つです。複製権(21条)は、著作者の財産的な利益を守る著作権(財産権)に含まれる権利の1つです。
- B
適切 正解
著作権は全部又は一部を譲渡できます(61条1項)。著作者人格権は著作者の一身に専属し、譲渡できません(59条)。そのため、成果物の権利を譲り受ける契約では、著作者人格権を行使しない旨の特約を定めることがよくあります。
- C
不適切
引用は、公正な慣行に合致し、報道、批評、研究などの引用の目的上正当な範囲内で行う必要があります(32条1項)。一般に、自分の文章が主で引用部分が従という関係が求められ、出所の明示だけでは足りません。
- D
不適切
公衆送信権には、サーバにアップロードして公衆の求めに応じ自動的に送信できる状態にする「送信可能化」も含まれます(23条1項、2条1項9号の5)。実際に閲覧されたかどうかは問いません。
試験での狙われ方
成果物の権利を譲り受ける契約で、著作権の譲渡とあわせて著作者人格権の不行使特約を定める理由と結びつけて問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目2 著作権法)
- 著作権法(e-Gov法令検索) (2条1項9号の5、17条1項、18条〜21条、23条1項、32条1項、59条、61条1項)