受験ガイド

G検定の勉強法:独学で何から始め、どこでつまずきやすいか

要点

  • JDLAが2026年の受験者に行ったアンケートでは、学習時間は30〜50時間(32.2%)が最も多い回答でした(JDLA「G検定について」、2026年10月30日確認)
  • 現行の出題範囲はシラバス2024 第1.4版(2026年5月11日)です。2024年5月の公式テキスト第3版の刊行後にも、シラバスは改訂されています(JDLA シラバス、2026年10月30日確認)
  • 2026年第5回の合格者は、最初に50問を解いた正答率から学習期間を決め、5週間・34時間で合格しました(note、2026年10月2日)

最終確認日:2026年10月30日 出典は記事の最後にまとめています。

目次
  1. G検定は独学で合格できますか?
  2. G検定の勉強は何から始めればいいですか?
  3. 公式テキストは最初から全部読むべきですか?
  4. 問題集を何周もしたのに、本番で迷うのはなぜですか?
  5. 用語が多すぎて覚えられないときはどうすればいいですか?
  6. 数学や計算問題が苦手でも合格できますか?
  7. 法律・倫理はどう勉強すればいいですか?
  8. 仕事が忙しくても続けられる進め方はありますか?
  9. 試験の直前は何をすればいいですか?
  10. どのくらい解けるようになれば受験してよいですか?

G検定は独学で合格できますか?

はい、独学で合格している人は多くいます。市販のテキストや問題集、Webの問題演習だけで合格したという受験記は数多く公開されていて、JDLAの「G検定について」のページにも、合格者が使った書籍や問題集が並んでいます。受験資格は制限なしで、出題は知識問題(多肢選択式)です。プログラムを書く力は問われません。

ただし、独学の受験記にはよく出てくるつまずきが3つあります。公式テキストを読むのに時間を使いすぎること、問題集は解けたのに本番で迷うこと、用語が多くて似たものを取り違えることです。この記事では、この3つを避ける順番で進め方を整理します。

G検定の勉強は何から始めればいいですか?

最初にやるのは、問題を解いて、いまの実力と本番の問われ方を知ることです。テキストを1ページ目から読み始めるのは、そのあとで十分です。

JDLAが紹介する合格者の体験談にも、わからなくてもよいので模擬試験から受けて全体像をつかむ、という助言があります。2026年第5回の合格者は、最初に50問を解き、35問以上なら4週間、届かなければ5週間と決めていました。結果は31問で、5週間の計画にしたそうです(note、2026年10月2日)。先に基準を決めておくと、結果を見て迷わずに計画を立てられます。

当サイトでは、次の順番で始められます。

  1. 実力診断で、分野ごとの正答率を確かめる。
  2. JDLAの例題・過去問(20問)を解き、本番の問われ方を見ておく。使い方は「G検定の過去問」にまとめています。
  3. 正答率の低い分野から、学習ガイドで要点を読む。

公式テキストは最初から全部読むべきですか?

いいえ。最初から通読するより、問題を解いてわからなかった箇所を調べる辞書として使うほうが、時間をかけすぎずに済みます。JDLAの公式テキストは『深層学習教科書 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版』(翔泳社、2024年5月)です。

受験記では、通読に時間を取られた失敗がよく書かれています。50歳の受験者は、1か月の勉強期間のうち公式テキストを読むのに時間をかけすぎ、問題集をあまりこなせなかったのが失敗だったと振り返っています(note、2026年9月5日)。別の合格者は、RNNのような難しい論点まで深く理解しようとして時間を使いすぎたと書いています(Zenn、2026年8月10日)。

深追いを防ぐには、試験でどこまで問われるかを先に知っておくことです。学習ガイドでは、論点ごとに「G検定で問われる深さ」を書いています。

テキストの刊行後も、シラバスは改訂されています。現行はシラバス2024 第1.4版(2026年5月11日)です。テキストにない用語に出会ったら、シラバスの一覧で範囲に入っているかを確かめてください。公式テキスト以外の問題集やテキストと、版の見分け方は「G検定のテキスト・問題集」にまとめています。

問題集を何周もしたのに、本番で迷うのはなぜですか?

選択肢の文面や答えの位置を覚えてしまい、内容を理解したつもりになっていることが多いからです。同じ問題をくり返すほど正答率は上がりますが、それは初めて見る問題を解く力とは別のものです。

2026年第4回の合格者は、問題集を2周して本番に臨みましたが、調べればすぐに答えが出るような素直な問題は大きく減っていたと書いています(Qiita、2026年7月21日)。先の50歳の受験者も、選択肢を覚えてしまった感があり、本番ではどの選択肢も正解のように見えて迷ったと振り返っています。

対策は次の3つです。

  • 正解した問題でも、ほかの選択肢がなぜ違うかを1つずつ説明してみる。問題演習では、すべての選択肢に解説をつけています。
  • 実力は、初めて解いた問題の正答率で測る。2周目以降の正答率は参考程度にとどめる。
  • 勘で当たった問題は、正解でも復習に回す。

用語が多すぎて覚えられないときはどうすればいいですか?

用語は丸暗記するより、「何をする技術か」「似た技術と何が違うか」「どんな場面で使われるか」の3点を説明できるかで確かめると、似た用語を取り違えにくくなります。この3点は、3週間で合格した受験者が先へ進む基準にしていたものです(Zenn、2026年8月10日)。

取り違えやすいのは、名前や役割が近い組です。適合率と再現率、匿名加工情報と仮名加工情報、個人情報と個人関連情報などがその例です。5週間で合格した先の受験者も、個人情報と個人関連情報の区別で何度も同じ選択肢を選んでいたと書いています。

JDLAが紹介する合格者の体験談には、教師あり学習・教師なし学習・強化学習などが混ざりやすいので、一度チャートのような図に書き出すとよい、という助言もあります。

数学や計算問題が苦手でも合格できますか?

合格はできます。ただし、数理・統計の分野をまるごと捨てるのはおすすめしません。分野別の出題数は公表されていませんので、何問出るかを当てにした計画は立てられないからです。

シラバスの数理・統計の項目に並ぶのは、平均・分散・標準偏差、確率分布、相関係数、帰無仮説と対立仮説、コサイン類似度といった基本的な内容です。式を覚えるより先に、それぞれが「何を表す数字か」を言葉で説明できるようにします。混同行列から適合率や再現率を求める問題のように、意味がわかれば解ける計算から手をつけると、苦手意識が薄れます。

会場試験を受ける人は、電卓は持ち込み不可(CBT画面上の電卓を利用)とされている点も覚えておいてください。

法律・倫理はどう勉強すればいいですか?

条文の言葉を覚えるより、具体的な場面で「どの法律の、どの扱いになるか」を判断する練習をします。G検定はAIを事業に活かすための知識を問う試験なので、定義を言えるだけでなく、場面に当てはめて判断できることが大切です。

苦手でも、練習で取り戻した例があります。5週間で合格した先の受験者は、3回目の模試では法律の分野だけ正答率が48%でしたが、8回目には71%まで戻したと書いています。

法律やガイドラインは改正されることがあり、テキストの記述が古くなっている場合があります。気になる条文は、e-Gov法令検索や所管官庁の最新の資料で確かめてください。問題演習では、法律・倫理の問題に、事業の場面を示して判断させる問題を多く入れています。

仕事が忙しくても続けられる進め方はありますか?

あります。1回の勉強を短く区切り、毎日少しでも問題や用語に触れる形にすると続けやすくなります。5週間で合格した先の受験者は、平日は1時間ほど、週末は1日2時間ほどを使い、通勤電車では暗記用のテキストを1日10分読んでいました。

JDLAのアンケートで最も多かった学習時間は30〜50時間(32.2%)で、15〜30時間(21.8%)、50〜70時間(19.6%)が続きます。自分に必要な時間の考え方は「G検定の勉強時間」で扱っています。

すきま時間には暗記カードや問題演習を数問ずつ、まとまった時間が取れる日には模擬試験を、と分けると、短い時間も無駄になりません。

試験の直前は何をすればいいですか?

直前の1〜2週間は、範囲を広げるより、時間を計った演習と、間違えた問題の解き直しに使います。オンライン試験は1問あたり約41秒しかなく、試験の途中で一時停止することはできません。

  • 模擬試験を本番と同じ時間で解き、時間切れにならないペースをつかむ。考え方は「G検定の時間配分」にまとめています。
  • 間違えた問題だけを解き直す。先の5週間の合格者も、最後の週は1周目で間違えた問題だけを解き直していました。
  • 混同しやすい用語はまとめシートで見直す。

残りが1〜4週間のときの日程表は「G検定の短期勉強プラン」にまとめています。

オンライン試験の最中に資料や検索を使ってよいかについて、JDLAは公表していません。規約の文言と問い合わせ先は「G検定の受験ルールと禁止事項」にまとめています。受験規約は自分で確かめてください。会場試験では私物をロッカーに預けるため、資料は見られません。

どのくらい解けるようになれば受験してよいですか?

合格ラインは公表されていませんので、「何割取れれば大丈夫」とは言えません。目安にするなら、合計の正答率より、分野ごとに大きく落とすところがないかを見てください。

当サイトでの目安の考え方は「G検定の合格ライン」にまとめています。模擬試験の結果画面では、分野ごとの正答率から、いまの段階を確かめられます。

次にやること

何から始めるか迷ったら、分野ごとの正答率を先に見ておくと順番を決めやすくなります。

試験日と1日に使える時間を選ぶと、学習プランで毎日やることを逆算できます。

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 公開日:2026年10月30日 最終更新日:2026年11月1日 最終確認日:2026年10月30日 (2026年10月30日時点の情報にもとづく)

試験の日程や受験料は変わることがあります。最新の情報はJDLAの公式サイトで確認してください。誤りを報告・改訂履歴

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