要点
- JDLAが2026年の受験者に行ったアンケートで、最も多かった学習時間は30〜50時間(32.2%)でした(JDLA「G検定について」)
- 2番目は15〜30時間(21.8%)、3番目は50〜70時間(19.6%)です。対象が受験者全体か合格者だけかは、ページの本文とグラフの題で書き方が違い、はっきりしません(同ページ、2026年11月1日確認)
- AIもITも初めての人は、50〜70時間(19.6%)の層か、それ以上を見込むのが当サイトの目安です(当サイトの推計。JDLAは経験別の数字を公表していません)
目次
G検定の勉強時間は平均何時間ですか?
JDLAは平均の勉強時間を公表していませんが、2026年の受験者に行ったアンケートでは、30〜50時間(32.2%)が最も多い回答でした。2番目は15〜30時間(21.8%)、3番目は50〜70時間(19.6%)です(JDLA「G検定について」)。
この数字を読むときは、次の3点に注意します。
- 対象は、ページの本文では「2026年のG検定受験者」、グラフの題では「G検定合格者アンケート」と書かれています。合格者だけの集計かどうかは、はっきりしません(2026年11月1日確認)。
- 回答は「15時間以内」から「100時間以上」までの6つの区分で集計されています。区分ごとの割合しかないため、「平均◯時間」は計算できません。
- 経験別の内訳も掲載されていません。AIが初めての人に何時間必要かは、この数字だけではわかりません。
JDLAのサイトに載っている合格者の体験談でも、学習時間は約30時間から約80時間まで幅があります。いずれも2022年ごろの体験談で、試験時間と問題数が今の形式になる前のものです。まずは30〜50時間(32.2%)の層を基準に置き、自分の経験に合わせて増減させるのが現実的です。
文系やAI未経験だと、勉強時間は何時間必要ですか?
AIもITも初めての人は、アンケートで3番目に多かった50〜70時間(19.6%)の層か、それ以上を見込んでおくと安心です。これは当サイトの推計で、JDLAは経験別の学習時間を公表していません。
| いまの状態 | 見込む時間(当サイトの推計) | 時間がかかりやすいところ |
|---|---|---|
| AIもITも初めて(文系・非エンジニア) | 50〜70時間(19.6%)の層、またはそれ以上 | 英語の略語を含む用語の多さ、数理・統計 |
| IT業務の経験はあるが、機械学習は初めて | 30〜50時間(32.2%)の層 | ディープラーニングの手法の違い、法律・倫理 |
| 機械学習を学んだ・使ったことがある | 15〜30時間(21.8%)の層 | AIの歴史、法律・倫理、社会実装 |
範囲は、AIの歴史や機械学習・ディープラーニングの手法から、法律・倫理まで広くわたります。初めての人は用語の意味を知るところから始まります。機械学習に詳しい人でも、法律・倫理や歴史はほぼ一から覚えることが多いので、短く見積もりすぎないことが大切です。
体験記では、機械学習の分野は「からっきし」だったという営業職の受験者が、合計51時間の勉強で合格しています。本人は「ギリギリ」だったと振り返っています(note、2026年3月23日)。
表の時間は出発点で、実際はいまの正答率で調整します。2026年9月の試験に合格した受験者は、最初の週に50問を解いて31問正解でした。「35問以上なら4週、届かなければ5週」と決めていたため5週間の計画にし、合計34時間で合格しています(note、2026年10月2日)。実力診断でも、分野ごとの正答率から優先順位を確かめられます。技術職以外の人向けの勉強の順番と8週間の例は「G検定は文系・非エンジニアでも受かる?」にまとめています。
1日何時間、何週間勉強すればいいですか?
1日の勉強時間に日数をかけた合計が、上の目安に届くように期間を決めます。たとえば毎日1時間なら、30〜50時間(32.2%)の層に届くまでにおよそ1〜2か月かかります。
| 1日の勉強時間 | 1週間 | 2週間 | 4週間 | 8週間 |
|---|---|---|---|---|
| 30分 | 3.5時間 | 7時間 | 14時間 | 28時間 |
| 1時間 | 7時間 | 14時間 | 28時間 | 56時間 |
| 2時間 | 14時間 | 28時間 | 56時間 | 112時間 |
毎日続けた場合の計算値なので、勉強できない日の分だけ長めに見積もります。
先の5週間で合格した受験者は、平日は仕事のあとに1時間、土日は2時間ずつを割り当てました。実際の勉強時間は、1週目が4時間、2〜4週目が各8時間、5週目が6時間でした。
反対に、合計51時間で合格した受験者は、2月の時点で約19.7時間しか進んでおらず、最後の1週間に31.6時間を費やしたと書いています。合計が同じでも、直前に寄せるほど復習の時間が残りません。
学習プランでは、受ける回と1日の時間を選ぶと、試験日までを基礎・演習・仕上げの3段階に分けた計画と、今日やることが表示されます。
1週間や2週間の勉強でも合格できますか?
JDLAのサイトには試験の2週間前から本格的に勉強して合格した体験談もありますが、AIもITも初めての人が1〜2週間で準備するのは、当サイトとしてはおすすめしません。上の表のとおり、1週間で30〜50時間(32.2%)の層に届かせるには、毎日4時間を超える勉強が必要になるからです。
オンライン試験は1問あたり約41秒で、用語をすぐに思い出せないと時間が足りなくなります。短期間の詰め込みでは、この状態を作りにくくなります。
残りが2週間を切っているときの絞り込み方と、7日・14日・30日の日程表は「G検定の短期勉強プラン」にまとめています。間に合わないと感じたときに次の回へ回す方法と、予約を取り消せる条件(個人で申し込んだオンライン試験は前々日まで。団体登録のアカウントは取り消せません)も、そのページで扱っています(JDLA「キャンセルポリシー」)。
勉強時間はどこに使えばいいですか?
公式テキストを最初から通読するより、問題を解きながら、わからない箇所をテキストで調べる使い方のほうが時間を無駄にしにくくなります。
2026年第5回を受けた50歳の受験者は、1か月の勉強期間について「公式テキストを読むのに時間をかけすぎてしまい、問題集をあまりこなせなかったのが失敗。」と書いています(note、2026年9月5日)。同じ受験者は、問題集を3〜4周して正解率が95%以上になったものの、選択肢を覚えてしまった感があったとも振り返っています。同じ問題のくり返しは、正答率を実力より高く見せます。
当サイトでは、時間の使い方を次の3段階に分けています。これから始める人ほど基礎を長めに取ります。
- 基礎:学習ガイドで要点を読み、すぐにその項目の問題を解く。各項目の「G検定で問われる深さ」で、どこまで覚えれば足りるかを確かめる。
- 演習:間違えた問題と暗記カードをくり返す。
- 仕上げ:模擬試験で時間配分を確かめ、まとめシートで全体を見直す。
社会人で勉強時間が取れないときはどうすればいいですか?
平日は10〜20分の細切れの時間で用語と短い問題を進め、まとまった時間が取れる週末に模擬試験と復習を充てるのが続けやすい方法です。
合計51時間で合格した受験者は、職場に向かう間や食事・入浴の間も、動画を「流し聴き」していたと書いています。耳しか空いていない時間も、積み重ねれば合計を押し上げます。
短い時間には、1問数秒で答えられる◯×一問一答と暗記カードが向いています。学習プランは、1日の時間を短く設定しても、その日にやることを示します。疲れた日は暗記カードを数枚めくるだけでも構いません。何もしない日を続けないことが、合計時間を確保する近道です。
勉強時間が足りているかは、どう判断すればいいですか?
時間数ではなく、初めて解く問題での正答率と、時間内に解き切れるかどうかで判断します。合格ラインは公表されていませんので、何時間やれば足りるという基準もありません。
当サイトでは、全8区分で正答率75%以上を「仕上げ」の目安にしています。これは練習用の基準で、合格ラインではありません。考え方は「G検定の合格ライン」にまとめています。
時間内に解き切れるかも別に確かめます。先の5週間で合格した受験者は、模試で解き終わるまでに118分かかったため、目安の時間を超えた問題は印をつけて飛ばすと決めて練習しています(note、2026年10月2日)。模擬試験の結果では、時間のかかった問題がわかります。詳しくは「G検定の時間配分」にまとめています。
次にやること
何から始めるか迷ったら、分野ごとの正答率を先に見ておくと順番を決めやすくなります。
試験日と1日に使える時間を選ぶと、学習プランで毎日やることを逆算できます。
出典
- JDLA「G検定について(試験概要・学習方法・試験対策・合格者体験談)」 (「G検定受験者に聞きました」の学習時間(グラフの題は「G検定合格者アンケート(学習時間)」)、合格者体験談)
- JDLA「G検定のよくある質問」 (試験時間・問題数、合格ライン)
- JDLA「キャンセルポリシー」 (受験日程予約のキャンセル(団体登録アカウントは対象外)と受験チケットの有効期間)
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野・法律・倫理分野 大項目の構成)
- G検定 合格体験記。5週間34時間の資格勉強で、模試の正答率を毎週数えてみた(note、2026年10月2日)
- 【受験体験記】勉強時間51時間。ギリギリでG検定に受かった話(note、2026年3月23日)
- 2026年第5回(9/5)G検定を受験してみて(note、2026年9月5日)