要点
- JDLAが公開している例題・過去問は20問です(JDLA「G検定の例題・過去問」、2026年10月30日確認)
- 公開されている問題は2022年〜2024年の回に出題されたもので、正解は記号だけが載り、解説はありません(同上)
- 現行シラバスは2024年第6回(G2024#6)から適用されていて、公開問題の多くはそれより前の回のものです(JDLA シラバス配布ページ、2026年10月30日確認)
目次
G検定の過去問は公開されていますか?
JDLAが公開している過去問は、公式サイトの「G検定の例題・過去問」に載っている20問です。JDLAの「よくある質問」でも、「G検定の過去問や例題はありますか?」という問いには、このページを見るよう案内しています。
JDLAが1回分の試験問題をまとめて公開したものは、当サイトでは確認できていません。過去問を何年分も解いてから受ける、という資格試験でよくある勉強法は、G検定ではそのままは使えないと考えてください。
公式の例題・過去問にはどんな問題が載っていますか?
2022年から2024年の回に実際に出題された問題が、シラバスの大項目ごとの見出しの下に並んでいます。各問題には「G検定2024#4に出題された過去問題」のように、出題された回が書かれています。
- 見出しは、人工知能とはから、AIに関する法律と契約、AI倫理・AIガバナンスまで、シラバスの大項目と同じ並びです。
- 問題文の形は、最も適切なものを選ぶ問題、不適切なものを選ぶ問題、空欄に入る語句を選ぶ問題などです。
- 正解はページの最後に、記号だけがまとめて載っています。解説はありません。
本番の問われ方をつかむには役立ちます。一方で、なぜその答えになるのかは自分で調べる必要があります。
公式の例題・過去問はどう使えばいいですか?
数が限られているので、正解を覚えるためではなく、「ほかの選択肢がなぜ違うか」を自分で説明する教材として使うのがおすすめです。公式ページには解説がないので、この作業がそのまま勉強になります。
- 勉強を始める前に、1問あたり約41秒を目安に時間を計って解く。本番の問われ方と、自分の弱い分野の見当がつきます。
- ページ末尾の正解と照らし合わせる。
- 正解以外の選択肢について、なぜ違うのかを用語集で調べ、1行ずつ自分の言葉で書く。正解した問題でも同じことをします。
- 説明できなかった用語が多い分野から、学習ガイドで要点を読み、問題演習で同じ分野の別の問題を解く。
2周目に解くと答えを覚えているので、正答率は実力の目安になりません。2回目以降は、選択肢ごとの説明がすらすら書けるかを確かめる使い方に切り替えます。
古い回の問題は今の試験対策にも使えますか?
使えます。ただし、用語と形式が今の試験と違う可能性を意識してください。現行のシラバスは2024年第6回(G2024#6)から適用されていて、いまはシラバス2024 第1.4版(2026年5月11日)です。公開されている問題の多くは、それより前の回のものです。
2024年のシラバス改訂では、基盤モデルや言語モデルといった生成AIに関わる技術が追加されました。改訂前の回の問題だけでは、こうした新しい論点を十分に練習できません。逆に、いまのシラバスにない用語が出てくることもあるので、気になる用語はシラバスの一覧で範囲に入っているかを確かめてください。
試験時間と問題数も、当時と今とでは違います。現在はオンライン試験が100分、会場試験が120分で、問題数はどちらも145問程度です。時間配分の練習には、今の形式に合わせた模擬試験を使ってください。
「G検定 過去問」で検索して出てくる問題は本物の過去問ですか?
JDLAが公開している過去問は例題ページの問題だけなので、それ以外のサイトや問題集にある問題は、JDLAが公開した過去問ではありません。「過去問」と書かれていても、シラバスに合わせて作られた練習問題や予想問題として扱うのが安全です。
練習問題そのものは、勉強に欠かせません。選ぶときは、次の点を確かめると安心です。
- 現行のシラバスであるシラバス2024 第1.4版(2026年5月11日)に対応しているか。
- 正解だけでなく、正解以外の選択肢にも解説があるか。
- 誤りを報告する窓口や、改訂した日付が示されているか。
当サイトの問題は、すべて編集部が作ったオリジナル問題です。本番の問題を受験者の記憶から再現した問題は載せていません。受験後に本番の問題を書き出して共有してよいかについて、当サイトはJDLAの規定を確認できていません(要確認)。受験規約は自分で確かめてください。
過去問が少ないなら、何で演習すればいいですか?
シラバスに沿った練習問題を、初めて解く問題で正答率を測りながら解き、試験が近づいたら時間を計った模擬試験で仕上げるのが現実的です。
受験記では、問題集をくり返しても本番で迷ったという声が目立ちます。2026年第4回の合格者は、問題集を2周して臨みましたが、調べればすぐに答えが出るような素直な問題は大きく減っていたと書いています(Qiita、2026年7月21日)。別の受験者は、選択肢を覚えてしまい、本番ではどの選択肢も正解のように見えて迷ったと振り返っています(note、2026年9月5日)。同じ問題を何周もするより、新しい問題で理解を確かめるほうが本番に近い練習になります。
当サイトでは、次のように使い分けられます。
- 実力診断:分野ごとの正答率を確かめ、弱い分野を見つける。
- 問題演習:分野を選んで解く。すべての選択肢に「なぜ適切か、なぜ違うか」の解説があります。
- 暗記カード:問題で出てきた用語を、間隔をあけてくり返す。
- 模擬試験:本番と同じ1問あたりのペースで、時間を計って解く。
勉強全体の順番は「G検定の勉強法」に、時間の使い方は「G検定の時間配分」にまとめています。
過去問を解かないと合格できませんか?
いいえ、過去問をたくさん解けなくても合格はできます。G検定は過去問がほとんど公開されていない試験です。JDLAの「G検定について」のページでも、合格者が使った教材として挙がっているのは、主に公式テキストと市販の問題集です。主な本の版と発売日は「G検定のテキスト・問題集」にまとめています。
JDLAが紹介する合格者の体験談にも、わからなくてもよいので模擬試験から受けて全体像をつかむ、という助言があります。大切なのは、問題の数よりも、1問ごとに「なぜその答えになるか」と「ほかの選択肢がなぜ違うか」を説明できるようにすることです。
次にやること
読んだら、実際に解いてみるのがいちばんの確認です。全問オリジナルで、すべての選択肢に解説がついています。