AI用語集・ディープラーニングの概要

AMSBoundとは

エーエムエスバウンド

  • シラバス 技術16
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題1問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

AMSBoundとは、Adamの改良版であるAMSGradの学習率に、学習が進むほど幅が狭まる上限と下限を設け、終盤にSGDへ近づける最適化手法のことです。

くわしく

AMSBoundは、2019年にLuoらがAdaBoundと同じ論文で提案した最適化手法です。AdaBoundがAdamを元にしているのに対し、AMSBoundはAMSGradを元にしています。

元になったAMSGrad

AMSGradは、2018年にReddiらが国際会議ICLRで発表した、Adamの改良版です。Adamは、学習率を勾配の二乗の移動平均の平方根で割って使います。この移動平均が急に小さくなると、実質的な学習率は急に大きくなります。Reddiらは、これが原因でAdamが最適な解に収束しない、単純な凸最適化の例を示しました。

そこでAMSGradは、分母にこれまでの最大値v̂_t = max(v̂_(t-1), v_t)を使います。分母が小さくならないので、学習率が大きくなる方向には動きません。

AMSBoundの仕組み

ただし、AMSGradが抑えるのは大きすぎる学習率だけです。Luoらは、小さすぎる学習率も性能を下げる原因になると考えました。また、AMSGradを使っても、汎化性能ではSGDとの差がまだ大きいと指摘されていました。

AMSBoundは、AMSGradが計算した学習率を、上限と下限の範囲に切り詰めます。下限は学習の初めにはほぼ0、上限は非常に大きな値で、学習が進むとどちらも同じ値に近づきます。そのため、序盤はAMSGradのように速く学習し、終盤はSGDに近い動きになります。論文の実験では、AMSBoundはAdaBoundと同程度の性能を示しました。

覚え方

「AMSGrad+Bound=AMSBound、Adam+Bound=AdaBound」と、名前の前半で元の手法を見分けます。

G検定での出題

出題のされ方

AdaBoundと同じ論文で提案された手法として、元になった手法(AdaBoundはAdam、AMSBoundはAMSGrad)を取り違えないかが、手法名と説明を対応させる形で問われます。

混同しやすい用語

用語意味
AMSBoundこのページの用語Adamの改良版であるAMSGradの学習率に、学習が進むほど幅が狭まる上限と下限を設け、終盤にSGDへ近づける最適化手法
AdaBoundAdamの学習率に学習が進むほど幅が狭まる上限と下限を設け、序盤はAdam、終盤はSGDのようにふるまわせる最適化手法

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. AMSGradは、勾配の二乗の移動平均について過去の最大値を使い続けることで、パラメータごとの実質的な学習率が大きくならないようにした、Adamの改良版である。

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    答え ◯ 正しい

    Adamでは移動平均が小さくなると、学習率が急に大きくなることがあります。AMSGradは最大値を使ってこれを防ぎ、Adamが最適な解に収束しない例への対策としました。

  2. AMSBoundは、AdaBoundが発表された後に、別の研究がAdaBoundを改良して提案した手法である。

    答えを見る

    答え × 誤り

    AMSBoundは、AdaBoundと同じLuoらの論文で同時に提案されました。違いは元になった手法で、AdaBoundはAdam、AMSBoundはAMSGradです。

  3. AMSBoundでは、学習が進むにつれて、パラメータごとの学習率の違いが小さくなっていく。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    上限と下限が同じ値に近づくため、どのパラメータの学習率もその値に収まっていきます。パラメータごとに学習率を変える性質が薄れ、SGDに近い動きになります。

この用語の練習問題

1問
  1. #0176適応的手法の改良の系譜難易度 応用・穴埋め未回答

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術16

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