国内外で示されてきたAI倫理に関する原則や指針の説明として、最も不適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 D
この問題の論点:国内外のAI原則の系譜
ポイント
日本のAI事業者ガイドラインは、人間中心のAI社会原則の基本理念を土台とし、OECDのAI原則や広島AIプロセスなど国際的な原則と整合させています。
選択肢ごとの解説
- A
適切
統合イノベーション戦略推進会議が2019年3月に決定した文書です。3つの基本理念のもとに、人間中心、教育・リテラシー、プライバシー確保、公平性・説明責任・透明性などの7原則を掲げています。
- B
適切
OECDのAI原則は、価値にもとづく5つの原則と、政策立案者への5つの勧告からなります。法的拘束力はありませんが、政府間で合意した初のAIの国際基準として、各国の指針に影響を与えました。
- C
適切
2023年のG7広島サミットを受けて始まった枠組みです。同年に国際指針と国際行動規範を含む包括的政策枠組みがまとめられ、2024年には行動規範の遵守状況を報告する枠組みも合意されました。
- D
不適切 正解
AI事業者ガイドラインは、人間中心のAI社会原則の3つの基本理念をそのまま「基本理念」として掲げています。その下の「原則」も、同原則を土台にOECDのAI原則などの海外の原則を踏まえて再構成したものです。
試験での狙われ方
主要な原則・指針の策定主体、年、構成(基本理念と原則、価値と勧告など)と、文書どうしの関係が問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目8 国内外のガイドライン)
- 統合イノベーション戦略推進会議決定「人間中心のAI社会原則」(2019年3月29日)
- OECD, Recommendation of the Council on Artificial Intelligence(OECD/LEGAL/0449) (2019年5月採択、2024年5月改訂)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (はじめに(脚注11 広島AIプロセス)、第2部A 基本理念、B 原則)