AI開発企業Q社は、独自に収集・加工した学習用データセットと、それを使って作った学習済みモデルのパラメータを、重要な技術情報として扱っている。不正競争防止法の営業秘密に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 A
この問題の論点:学習データの営業秘密管理
ポイント
営業秘密として守るには、会社の秘密管理意思が従業員に分かる措置で示されている必要があり、重要だと考えているだけでは足りません。
選択肢ごとの解説
- A
適切 正解
営業秘密は、秘密管理性・有用性・非公知性を満たす技術上または営業上の情報です(不正競争防止法2条6項)。アクセス制限や表示で秘密管理意思を示せば秘密管理性を満たしえ、パラメータもほかの要件を満たせば保護されます。
- B
不適切
秘密管理性には、会社の秘密管理意思が、アクセス制限や表示などの措置によって従業員に明確に示されていることが必要です。経営陣が内心で重要だと考えているだけでは足りません。
- C
不適切
営業秘密を示された者が不正な利益を得る目的で使用する行為は、不正競争に当たります(2条1項7号)。被害を受けた事業者は、損害賠償(4条)に加えて、侵害の停止や予防も請求できます(3条)。
- D
不適切
営業秘密不正開示行為であることを知って、または重大な過失により知らないで取得し、使用する行為も不正競争です(2条1項8号)。受け取った側の企業も責任を問われます。
試験での狙われ方
秘密管理性を満たす具体的な措置、差止請求の可否、転職者を受け入れた企業の責任を組み合わせて問う形が典型です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目4 不正競争防止法)
- 不正競争防止法(e-Gov法令検索) (2条1項7号・8号、2条6項、3条、4条)
- 経済産業省「営業秘密管理指針」(最終改訂:2025年3月31日)