G検定 練習問題 #0445・データの収集・加工・分析・学習

ベンチマークのコンタミネーション

AIの社会実装に向けて › データの収集・加工・分析・学習 単一選択 難易度 標準

ある企業が、社内の問い合わせ対応に使う大規模言語モデルを選ぶため、Webで公開されている質問応答のベンチマークで複数のモデルを比べた。モデルXの正答率が際立って高かったが、このベンチマークの問題と正解は数年前からWebで公開されている。この結果の扱いとして、最も不適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 D

この問題の論点:ベンチマークのコンタミネーション

ポイント

公開ベンチマークの問題は事前学習のコーパスに紛れ込んでいるおそれがあり、正答率が実力より高く出ることがあります。これをコンタミネーションと呼びます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切

    公開から時間がたったベンチマークは、Webから集めた事前学習のコーパスに問題と正解が入っていることがあります。学習時に答えを見ていれば、正答率は実力より高く出ます。

  2. B

    適切

    外部に公開していない社内のデータは、Webから集めた事前学習のコーパスに入っているおそれがほとんどありません。混入の影響を受けにくく、実際の業務に近い条件で各モデルを比べられます。

  3. C

    適切

    学習に使ったコーパスがわかる場合は、ベンチマークの問題文と重なる文章がないかを調べて、混入の程度を見積もれます。GPT-3の論文でも、文字列の重なりをもとに影響を分析しています。

  4. D

    不適切 正解

    公開されていても、事前学習のコーパスに問題と正解が入ったかどうかはモデルごとに異なります。学習時に答えを見たモデルほど正答率が高く出るため、差をそのまま実力の差とはみなせません。

試験での狙われ方

評価データが学習に混ざる点でデータリーケージの一種と整理できます。攻撃者が不正なデータを混ぜるデータ汚染とは別の問題なので、区別しておきます。

参考

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