G検定 練習問題 #0088・データの収集・加工・分析・学習

データリーケージの防止策

AIの社会実装に向けて › データの収集・加工・分析・学習 単一選択 難易度 応用

ある通信会社が、顧客の契約情報と月ごとの利用履歴から、翌月に解約する顧客を予測するモデルを作っている。検証では高い精度が出たのに本番では精度が大きく下がる、という事態を避けたい。データリーケージを防ぐための対応として、最も不適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 C

この問題の論点:データリーケージの防止策

ポイント

データリーケージとは、予測時点では使えない情報が学習や評価に紛れ込むことです。検証の精度が実力より高く見え、本番で精度が落ちます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切

    解約受付日や解約理由は、解約が決まった後にしか記録されない情報です。これを特徴量に使うと検証では正解を見ながら予測する形になり、精度が不当に高く出ます。

  2. B

    適切

    時系列のデータをランダムに分割すると、未来のデータで学習して過去を予測する状態が混じります。本番と同じく過去から未来を予測する形で分け、交差検証でも学習側が常に過去になるようにします。

  3. C

    不適切 正解

    前処理の統計量にテスト用データが含まれると、テスト用データの情報が学習側に漏れます。先に分割し、平均と標準偏差は学習用データだけから求めて、その値でテスト用データを変換します。

  4. D

    適切

    リーケージが起きると、検証の精度が現実離れして高くなることがよくあります。目的変数とほぼ一対一で対応する特徴量は、予測時点より後にしか記録されない情報である疑いがあります。

試験での狙われ方

特徴量の選び方、データの分割方法、前処理の順番のどこで情報が漏れるかを、事例の形で問う論点です。

参考

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習