ある医療機器メーカーは、病院と共同で、胸部X線画像から異常所見を検出するモデルを開発している。複数の医師が画像に所見の有無と位置のラベルを付けているが、同じ画像でも医師によって判断が分かれることがわかった。このアノテーションの進め方として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 A
この問題の論点:アノテーションの品質管理
ポイント
アノテーションの品質は、基準の明文化と作業者間の一致度の確認で管理します。ラベルのばらつきは学習と評価の両方をゆがめます。
選択肢ごとの解説
- A
適切 正解
基準を文書にそろえ、同じ画像を複数人で付けて一致度を測ると、ラベルのばらつきを数値で把握できます。ずれの大きい箇所から基準を改めることで、ラベルの品質を継続して上げられます。
- B
不適切
教師あり学習では、モデルは付けられたラベルを正解として学びます。基準がそろっていないラベルはノイズとなり、データを増やしても精度の向上が頭打ちになりやすくなります。
- C
不適切
誰が先に付けたかは、判断の正しさとは関係がありません。意見が分かれた事例は、協議や多数決などの決め方を定めて扱い、迷いやすい例として基準づくりに生かします。
- D
不適切
評価用データのラベルに誤りが多いと、正しく予測したのに不正解と数えられるなど、精度の推定がゆがみます。評価用データこそ、慎重にラベルを付ける必要があります。
試験での狙われ方
アノテーションの意味に加え、基準の統一や専門家の関与など、品質を保つ工夫を問う形が多い論点です。