G検定 練習問題 #0089・データの収集・加工・分析・学習

アノテーションの品質管理

AIの社会実装に向けて › データの収集・加工・分析・学習 単一選択 難易度 標準

ある医療機器メーカーは、病院と共同で、胸部X線画像から異常所見を検出するモデルを開発している。複数の医師が画像に所見の有無と位置のラベルを付けているが、同じ画像でも医師によって判断が分かれることがわかった。このアノテーションの進め方として、最も適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 A

この問題の論点:アノテーションの品質管理

ポイント

アノテーションの品質は、基準の明文化と作業者間の一致度の確認で管理します。ラベルのばらつきは学習と評価の両方をゆがめます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    基準を文書にそろえ、同じ画像を複数人で付けて一致度を測ると、ラベルのばらつきを数値で把握できます。ずれの大きい箇所から基準を改めることで、ラベルの品質を継続して上げられます。

  2. B

    不適切

    教師あり学習では、モデルは付けられたラベルを正解として学びます。基準がそろっていないラベルはノイズとなり、データを増やしても精度の向上が頭打ちになりやすくなります。

  3. C

    不適切

    誰が先に付けたかは、判断の正しさとは関係がありません。意見が分かれた事例は、協議や多数決などの決め方を定めて扱い、迷いやすい例として基準づくりに生かします。

  4. D

    不適切

    評価用データのラベルに誤りが多いと、正しく予測したのに不正解と数えられるなど、精度の推定がゆがみます。評価用データこそ、慎重にラベルを付ける必要があります。

試験での狙われ方

アノテーションの意味に加え、基準の統一や専門家の関与など、品質を保つ工夫を問う形が多い論点です。

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習