「強いAI」と「弱いAI」の区別に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 C
この問題の論点:強いAIと弱いAIの区別の観点
ポイント
強いAIと弱いAIは、AIが本当に心や理解をもつかどうかという観点の区別です。性能の高さや実現の手法で分けるものではありません。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
強いAIと弱いAIは、性能の高低で分けるものではありません。専門医と同等の精度をもつ画像診断AIであっても、それによって心や意味の理解をもつことが示されるわけではありません。
- B
不適切
ルールベースか機械学習かは、知能を実現する手法の違いです。サールの議論は手法の種類を問わず、プログラムを実行するだけで心や理解が生まれるといえるかを問題にしました。
- C
適切 正解
サールは1980年の論文で、適切にプログラムされたコンピュータは本当に心をもつとする立場を強いAI、コンピュータを心の研究に役立つ道具とみなす立場を弱いAIと呼びました。性能の高さや手法は区別の基準ではありません。
- D
不適切
サールは中国語の部屋の思考実験で、規則に従って記号を操作するだけでは意味の理解は生まれないと論じ、強いAIの立場を批判しました。記号の形式的な操作である限り、計算を速くしても結論は変わらないという立場です。
補足
扱える課題の幅に注目して、汎用人工知能(AGI)と特化型AIに分ける言い方もあります。強いAIと似た文脈で使われることがありますが、サールの区別そのものは、心や意味の理解をもつかどうかに関するものです。用語がどの観点の分類なのかを意識して読み分けましょう。
試験での狙われ方
性能の高さや実現の手法など、別の観点による分類と取り違えさせる形で問われやすい論点です。