G検定 練習問題 #0092・AIに必要な数理・統計知識

分散と標準偏差の計算

AIに必要な数理・統計知識 › AIに必要な数理・統計知識 単一選択 難易度 基礎

ある工場で、同じ工程で作った部品5個の重さを量ったところ、7g、9g、10g、11g、13gであった。この5個をデータ全体とみなし、偏差の2乗の和をデータの個数5で割って分散を求める。このときの分散と標準偏差の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 A

この問題の論点:分散と標準偏差の計算

ポイント

分散は偏差の2乗の平均で、標準偏差はその正の平方根です。標準偏差は元のデータと同じ単位でばらつきを表します。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    平均値は50÷5=10gです。偏差は−3、−1、0、1、3で、2乗の和は9+1+0+1+9=20です。分散は20÷5=4g²、標準偏差はその正の平方根で2gです。

  2. B

    不適切

    5は、偏差の2乗の和20を、データの個数から1を引いた4で割った値で、不偏分散と呼ばれます。標本から母集団の分散を推定するときに使いますが、この問題は個数5で割る条件です。

  3. C

    不適切

    分散と標準偏差を取り違えています。標準偏差は分散の正の平方根なので、分散4g²に対して標準偏差は2gです。標準偏差は元のデータと同じ単位(g)でばらつきを表します。

  4. D

    不適切

    20は偏差の2乗の和で、データの個数で割る前の値です。分散は偏差の2乗の平均なので、20を5で割って4g²とします。和のままでは、データの個数が多いほど値が大きくなり、ばらつきの比較に使えません。

補足

偏差をそのまま足すと、どんなデータでも合計は0になります(この例では−3−1+0+1+3=0)。そのため分散では、偏差を2乗してから平均します。また、すべての値に同じ数を足しても、分散と標準偏差は変わりません。各値をa倍すると、分散はa²倍、標準偏差はaの絶対値倍になります。たとえばこの部品の重さをmg単位(1,000倍)で表すと、標準偏差は2,000mgになります。

試験での狙われ方

分散と標準偏差の関係(平方根)や、不偏分散との割る数の違いを確かめる形で問われやすい論点です。

参考

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習