AI用語集・ディープラーニングの応用例

転移学習とは

てんいがくしゅうtransfer learning

  • シラバス 技術31
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題4問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

転移学習とは、あるタスクやデータで学習したモデルの知識を、別の関連するタスクの学習に生かす手法のことです。

くわしく

転移学習は、あるタスクで身につけた知識を、別のタスクに移して使う考え方です。ピアノを習った人が、別の鍵盤楽器を早く覚えられるのに似ています。ディープラーニングでは、大量のデータで学習を済ませたモデルを出発点にして、目的のタスクを学習します。

なぜ有効なのか

ImageNetのような大規模なデータで学習したCNNは、入力に近い層でエッジや色の変化を、深い層で物の部分や形をとらえるようになります。こうした特徴は、多くの画像のタスクに共通して役立ちます。そのため、目的のタスクのデータが数百枚しかなくても、ゼロから学習するより高い精度を得やすくなります。学習にかかる時間や計算も減らせます。

狭い意味と広い意味

日本語の解説では、2つの使い方があります。

  • 狭い意味:事前学習済みモデルの重みを固定し、付け替えた出力層などだけを学習する方法です。モデルを、特徴を取り出す道具として使います。
  • 広い意味:学習済みの知識を別のタスクに生かす方法の全般です。事前学習済みの層まで重みを更新するファインチューニングも含みます。

問題文が転移学習とファインチューニングを対比している場合は、狭い意味で使われています。

注意点

元のタスクと目的のタスクがかけ離れていると、学習した特徴が役に立たず、かえって性能が下がることがあります。これを負の転移といいます。また、目的のデータで重みを大きく更新しすぎると、元のタスクでの能力を失う破滅的忘却が起きることがあります。

覚え方

「前の仕事の経験を、次の仕事に持ち込む」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

キーワード一覧にはありませんが、項目31の名称にある中心的な概念です。少ないデータで精度を得られる理由や、出力層だけを学習する方法とファインチューニングとの違いが問われます。

混同しやすい用語

用語意味
転移学習このページの用語あるタスクやデータで学習したモデルの知識を、別の関連するタスクの学習に生かす手法
ファインチューニング大量のデータで事前学習したモデルの重みを初期値とし、目的のタスクのデータで追加の学習を行って重みを調整する手法

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 狭い意味の転移学習では、事前学習済みモデルの重みを固定し、付け替えた出力層などの新しい部分だけを学習する。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    日本語の解説でよく使われる区別です。事前学習済みの層の重みまで更新する方法は、ファインチューニングと呼んで区別します。

  2. 転移学習は、元のタスクと目的のタスクがまったく無関係でも、関係が深い場合と同じように効果が得られる。

    答えを見る

    答え × 誤り

    元のタスクと目的のタスクが似ているほど、学習した特徴を生かしやすくなります。かけ離れていると、かえって性能が下がる負の転移が起きることがあります。

  3. ImageNetで学習したCNNの入力に近い層は、エッジや色の変化など、多くの画像に共通する特徴をとらえていることが多い。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    入力に近い層ほど汎用的で、出力に近い層ほどタスクに固有の特徴を表します。学習済みの層を別のタスクに流用できるのは、このためです。

この用語の練習問題

4問
  1. #0077少量データでの事前学習済みモデル活用難易度 基礎・単一選択未回答
  2. #0236破滅的忘却を抑える工夫難易度 標準・単一選択未回答
  3. #0432マルチタスク学習の利点と注意点難易度 標準・単一選択未回答

ほかに1問あります。続けて解くと、すべての問題を順に出題します。

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術31

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