ある市役所は、転入や転出などの手続きを案内するAIチャットボットを導入しようとしている。インクルージョン(包摂性)の観点からの市役所の対応として、最も不適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 D
この問題の論点:行政AIの包摂性の確保
ポイント
インクルージョンは、全員に同じ方法を用意することではなく、誰も取り残さずにAIの恩恵を届けることです。
選択肢ごとの解説
- A
適切
視覚に障害のある人や文字入力が苦手な人も使えるよう、アクセシビリティを確保する対応です。AI事業者ガイドラインも、多様性・包摂性の確保の例にアクセシビリティを挙げています。
- B
適切
言語の壁で手続きの情報を得られない人を生まないための対応です。より多くの人がAIの恩恵を受けられるようにすることが、包摂性の考え方です。
- C
適切
多様な利用者を設計の初期から巻き込み、使いにくさを早めに取り除く進め方です。後から個別に対応するより、最初から誰もが使いやすい設計(ユニバーサルデザイン)にしやすくなります。
- D
不適切 正解
同じ方法をそろえても、その方法を使えない人は取り残されます。AI事業者ガイドラインは、「情報弱者」や「技術弱者」を生じさせないよう注意を払うとしています。AIを使えない人のための手段も残します。
試験での狙われ方
行政や公共サービスへのAI導入の場面で、アクセシビリティや代わりの手段の確保が適切かを問う形が考えられます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目17 その他の重要な価値)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (第2部C「共通の指針」1)人間中心 ④多様性・包摂性の確保)