クレジットカード会社のR社は、不正利用を検知するAIを運用している。不正の手口や利用者の行動は時間とともに変化する。R社の運用中のモニタリングとして、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 B
この問題の論点:運用中のモニタリング
ポイント
運用中のモニタリングでは、指標、基準、外れたときの対応を事前に決め、AIを使い続ける限り監視します。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
不正利用は取引全体のごく一部なので、不正を見逃しても正解率は高いままになりえます。再現率などの指標に加え、特定の利用者層に誤検知が偏っていないかもあわせて確認する必要があります。
- B
適切 正解
データの傾向が変わると、導入時に高かった性能も徐々に落ちます。監視する指標と基準、外れたときの対応手順と担当者を事前に決めておくと、人間がAIを制御できる状態を保てます。
- C
不適切
検証なしの反映は、性能の低下や新たなバイアス、悪意あるデータの混入(データ汚染)を、そのまま本番に持ち込むおそれがあります。再学習したモデルも評価してから切り替えます。
- D
不適切
データや環境の変化はいつでも起こるため、モニタリングは運用を続ける限り行います。AI事業者ガイドラインも、AIの性質や用途に照らし、定期的かつ客観的なモニタリングと対処を含めて、人間が制御できる状態を確保することを求めています。
試験での狙われ方
モニタリングの対象(性能、データの分布、公平性)と、異常を見つけたときの対応手順を、事例で問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目18 AIガバナンス)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (第2部C「共通の指針」2)安全性 ①人間の生命・身体・財産、精神及び環境への配慮(制御可能性)、第4部 P-3)i.(バイアスの発生のモニタリング))