AIシステムの記録に関する次の説明の( ア )( イ )に入る語の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。( ア )を確保するには、学習に使ったデータ、プログラム、乱数のシード値、ライブラリのバージョンなどを記録・固定し、同じ条件でやり直したときに同じ結果が得られるようにする。( イ )を確保するには、データの出所や加工の履歴、判断に使ったモデルのバージョン、判断時の入出力などを記録し、ある結果に至った経緯を後からさかのぼれるようにする。
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解説
正解 A
この問題の論点:再現性とトレーサビリティ
ポイント
再現性は同じ条件で同じ結果を得られること、トレーサビリティは結果に至った経緯をさかのぼれることです。
選択肢ごとの解説
- A
適切 正解
再現性は、同じ条件でやり直せば同じ結果が得られる性質で、結果の検証や不具合の調査の前提になります。トレーサビリティは、データの出所や判断の経緯を後から追跡し、さかのぼれる状態で、説明責任を果たす土台になります。
- B
不適切
組み合わせが逆です。条件を記録・固定して同じ結果を得られるようにするのが再現性です。データの出所や判断の経緯をさかのぼれるようにするのがトレーサビリティです。
- C
不適切
(ア)は正しいですが、(イ)が誤りです。説明可能性は、モデルがなぜその出力をしたのかを、判断に効いた特徴などから人が理解できるようにする性質です。記録をもとに経緯をさかのぼることとは異なります。
- D
不適切
(イ)は正しいですが、(ア)が誤りです。頑健性は、ノイズや想定外の入力があっても性能を保てる性質です。同じ条件でやり直したときに同じ結果が得られるかどうかとは別の観点です。
試験での狙われ方
再現性、トレーサビリティ、説明可能性など、名前の似た性質を説明文と対応させる形で問われやすい論点です。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目18 AIガバナンス)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (第2部C「共通の指針」6)透明性 ①検証可能性の確保、7)アカウンタビリティ ①トレーサビリティの向上)