G検定 練習問題 #0497・労働政策

AI導入時の労働者への配慮

AI倫理・AIガバナンス › 労働政策 単一選択 難易度 基礎

宅配事業を営むS社は、ドライバーの労働力不足に対応するため、AIによる配送ルートの作成に加えて、ドライバーへの業務の割り当てや勤務評価にもAIを使うことを検討している。AIとの協働を進めるうえでのS社の対応として、最も不適切なものを1つ選べ。

正解と解説を見る

解説

正解 D

この問題の論点:AI導入時の労働者への配慮

ポイント

AIとの協働では、働く人に事前に説明し、人が確認・見直せる余地を残したうえで、仕事の変化には教育で備えます。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切

    AIの出力を現場の知識で補い、その結果をAIの改善に返すのは、人とAIが得意な部分を分担する協働の形です。ドライバーの判断の機会を残すことは、スキルの喪失を防ぐことにもつながります。

  2. B

    適切

    OECDのAI原則は各国政府に、社会的対話を通じて労働者の公正な移行を図るよう求めています。EUのAI法も、職場で高リスクAIを使う雇用主に、労働者の代表と対象の労働者へ事前に知らせる義務を定めています。

  3. C

    適切

    AIの導入で仕事の中身が変わる人を、教育で新しい役割へ移れるよう支える対応です。AI事業者ガイドラインも、AIと人の作業の分担の変化を見込み、教育・リスキリングの検討を挙げています。

  4. D

    不適切 正解

    ばらつきは減らせても、AIは学習データの偏りを引き継いだり、数値に表れない事情を見落としたりします。働く人に影響する判断には、人による見直しの機会を設けます。EUのAI法も、勤務の監視・評価に使うAIを高リスクAIとしています。

試験での狙われ方

労働力不足を補うAI導入の場面で、人の役割の残し方や、働く人への説明・教育が適切かを問う形が考えられます。

参考

表示設定

テーマ
文字の大きさ
問題演習