ある製造業の企業は、AIの活用のために次の(ア)〜(ウ)のクラウドサービスを利用する。それぞれのサービス形態の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選べ。(ア)仮想サーバーを借り、OSや深層学習のライブラリを自社で選んで入れ、学習の環境を組む。(イ)自社で書いた推論のプログラムを配置するだけで動かせ、OSや実行環境の更新は事業者に任せる。(ウ)事業者が提供する議事録作成のアプリケーションを、ブラウザからそのまま使う。
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解説
正解 D
この問題の論点:IaaS・PaaS・SaaSの違い
ポイント
クラウドのサービス形態は、利用者が自分で管理する範囲で区別します。IaaS、PaaS、SaaSの順に、利用者が管理する範囲は狭くなります。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
(ア)と(ウ)が逆です。SaaSの利用者はOSを管理できず、設定できるのはアプリケーションの一部に限られます。OSから管理する(ア)がIaaS、アプリケーションを使うだけの(ウ)がSaaSです。
- B
不適切
(ア)と(イ)が逆です。OSを自分で選んで入れられるのはIaaSです。PaaSではOSや実行環境を事業者が管理するため、自作のプログラムを載せるだけの(イ)がPaaSにあたります。
- C
不適切
(イ)と(ウ)が逆です。SaaSは事業者のアプリケーションをそのまま使う形態で、自作のプログラムを配置する場ではありません。自作のプログラムを動かす土台を借りる(イ)がPaaSです。
- D
適切 正解
(ア)はOSから利用者が管理するのでIaaS、(イ)は自作のアプリケーションだけを配置するのでPaaS、(ウ)は事業者のアプリケーションを使うだけなのでSaaSです。
試験での狙われ方
サービス形態は名前の暗記より、OS・実行環境・アプリケーションのどこから利用者が管理するかで見分けると、場面の問題にも対応できます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目35 AIプロジェクトの進め方)
- NIST SP 800-145, The NIST Definition of Cloud Computing (2011) (Service Models)