動画共有サービスを運営するU社は、国政選挙を前に、自社の推薦アルゴリズムが民主主義に与える悪影響を抑える対策を検討している。対策として、最も不適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 D
この問題の論点:選挙期間の推薦アルゴリズム
ポイント
推薦アルゴリズムが反応の多さだけを重視すると偽情報や極端な意見を増幅しやすいため、多様性や人間の関与で補います。
選択肢ごとの解説
- A
適切
好みに合う情報ばかりが届くフィルターバブルへの対処として、AI事業者ガイドラインの別添も、多様な情報源の利用や、偶然の発見(セレンディピティ)を考慮したアルゴリズムの見直しを挙げています。
- B
適切
AI事業者ガイドラインは、選挙など社会に重大な影響を与える手続きに関わる場合は、AIの出力を慎重に扱い、最終的な判断を人間が行うことや、倫理的な観点からの評価を挙げています。
- C
適切
生成AIによる偽の画像や動画は、フェイクニュースを広げる手段になります。広島AIプロセスの国際行動規範も、電子透かしやコンテンツの来歴を確認できる仕組みの開発・導入を求めています。
- D
不適切 正解
反応の多さは、情報の正確さを示しません。SNSでは偽の情報のほうが真実より速く広く拡散したという研究があります。反応数だけを重視すると、扇情的な偽情報や極端な意見が増幅されやすくなります。
試験での狙われ方
フィルターバブル、エコーチェンバー、フェイクニュースへの対策を事例で示し、逆効果になる対策を見抜かせる形が考えられます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目14 民主主義)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(2026年3月31日) (第2部C 1)人間中心 ②AIによる意思決定・感情の操作等への留意、③偽情報等への対策、広島プロセス国際行動規範 VII)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)別添」(2026年3月31日) (別添3 「②AIによる意思決定・感情の操作等への留意」関連の具体的な手法)
- Vosoughi, Roy, Aral, The spread of true and false news online, Science 359 (2018)