ある部品メーカーは、工場の設備の故障を事前に予測するAIシステムを開発するため、社内にプロジェクトチームを作ることにした。チームの体制や役割分担として、最も不適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 C
この問題の論点:AIプロジェクトの体制と役割
ポイント
AIプロジェクトは分析者だけでは進められません。現場・利用部門・エンジニアを巻き込み、ステークホルダーのニーズを確かめながら進めます。
選択肢ごとの解説
- A
適切
故障の兆しがどのデータに表れるか、予測できると現場の何が変わるかは、業務を知る人でないと判断しにくいものです。業務の専門家と分析者が離れて作業すると、現場のニーズに合わないシステムになるおそれがあります。
- B
適切
データサイエンティスト協会は、必要なスキルをビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力の3つに整理しています。分析の技術だけでなく、課題を整理し、結果を事業に生かす力も含まれます。
- C
不適切 正解
利用部門や経営層は、目標とする水準や費用対効果を判断するステークホルダーです。開発の途中で関与しないと、ニーズとずれたまま進み、完成しても使われないおそれがあります。途中の結果を共有し、認識をそろえながら進めます。
- D
適切
モデルを本番で動かすには、データを継続して集めて加工する仕組みや、既存システムとの連携が欠かせません。分析とは別の専門性が要るため、エンジニアや情報システム部門と分担して進めます。
試験での狙われ方
AIプロジェクトの体制について、関係者の巻き込み方や役割分担の適否を事例で判断させる形で問われやすい論点です。
関連用語
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (技術分野 項目35 AIプロジェクトの進め方)
- データサイエンティスト協会「データサイエンティスト スキルチェックリスト ver.3」発表(プレスリリース、2019年10月30日)
- Studer et al., Towards CRISP-ML(Q): A Machine Learning Process Model with Quality Assurance Methodology (2021) (3.1.1 Define the Scope of the ML Application)