ある家電メーカーのロボット掃除機は、センサーで段差や障害物を検知し、その情報をもとに進む方向を決めて掃除を続ける。この製品を、人工知能をとらえる見方の1つである「エージェント」の考え方にあてはめた説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 A
この問題の論点:エージェントとしての人工知能
ポイント
エージェントとは、環境を知覚し、行動によって環境に働きかける主体です。意識や学習機能をもつことは条件ではありません。
選択肢ごとの解説
- A
適切 正解
エージェントは、センサーなどで環境を知覚し、その結果にもとづいて行動を選んで環境に働きかける主体です。ラッセルとノーヴィグの教科書は、人工知能をこのエージェントの観点から体系づけています。
- B
不適切
エージェントの考え方は、知覚と行動の関係に注目して知能をとらえるもので、意識や心の有無は問いません。意識や心をもつかどうかは、強いAIと弱いAIの議論で扱われる論点です。
- C
不適切
決められた規則に従って知覚から行動を選ぶものも、単純なエージェントに当たります。経験から行動の選び方を改善できるものは、エージェントの中でも学習エージェントと呼ばれます。
- D
不適切
人工知能の定義は研究者によって異なり、統一された定義はありません。エージェントとしてとらえる見方は有力なものの1つですが、人間のように考えるか、合理的に行動するかなど、ほかの見方もあります。
試験での狙われ方
人工知能の定義が統一されていないことと、エージェントのような代表的なとらえ方を組み合わせて問う形がよく見られます。