AI用語集・ディープラーニングの概要

単純パーセプトロンとは

たんじゅんぱーせぷとろんsimple perceptron

別名:パーセプトロン、単層パーセプトロン

  • シラバス 技術11
  • ◯×チェック3問
  • 練習問題4問

最終更新日:作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未出典

1行定義

単純パーセプトロンとは、入力層と出力層だけからなり、入力の重み付き和がしきい値を超えるかどうかで1か0を出力する、最も基本的なニューラルネットワークのことです。

くわしく

単純パーセプトロンは、ニューラルネットワークの出発点にあたるモデルです。パーセプトロンは1958年にローゼンブラットが発表した学習するモデルで、そのうち入力層と出力層だけからなる形を単純パーセプトロンと呼びます。

仕組み

脳の神経細胞は、受け取った信号の合計が一定の値を超えると信号を出します。単純パーセプトロンはこの性質をまねています。入力x1、x2にそれぞれ重みw1、w2を掛けて足し、バイアスbを加えます。この値u = w1x1 + w2x2 + bが0より大きければ1、そうでなければ0を出力します。0と1を切り替えるこの関数を、ステップ関数と呼びます。

重みは、パーセプトロンの学習則で調整します。予測が当たったデータでは何もせず、外れたデータでだけ、正解に近づく向きに重みを少し動かします。式ではw ← w + η(t − y)xと書きます(tは正解、yは出力、ηは学習率)。データが線形分離可能なら、有限回の修正で全データを正しく分けられます。

限界

単純パーセプトロンが引ける境界は、1本の直線(入力が多いときは平面や超平面)だけです。そのため、直線で分けられない問題は解けません。代表例が、2つの入力が異なるときだけ1を出すXOR(排他的論理和)です。1969年にミンスキーとパパートが著書『Perceptrons』でこうした限界を数学的に分析し、ニューラルネットワーク研究が停滞する一因になりました。

その後の発展

入力層と出力層の間に隠れ層を加えた多層パーセプトロンなら、XORも表現できます。ただしステップ関数は、ほとんどの点で微分が0です。そのため誤差逆伝播法で学習するときは、シグモイド関数などのなめらかな活性化関数に置き換えます。

覚え方

「1本の線で分けられるものだけ分けられる」と覚えます。

G検定での出題

出題のされ方

多層パーセプトロンとの違い、線形分離可能な問題しか解けないという限界とXORの例、ミンスキーとパパートの指摘がニューラルネットワーク研究の停滞につながった経緯が問われます。

混同しやすい用語

用語意味
単純パーセプトロンこのページの用語入力層と出力層だけからなり、入力の重み付き和がしきい値を超えるかどうかで1か0を出力する、最も基本的なニューラルネットワーク
多層パーセプトロン入力層と出力層の間に隠れ層をもち、各層が前の層のすべてのユニットと結合した、順伝播型のニューラルネットワーク

◯×チェック

3問

次の文が正しいか、誤りかを選んでください。

  1. 単純パーセプトロンの出力ユニットを複数に増やしても、隠れ層がなければ、XORのような線形分離できない問題は解けない。

    答えを見る

    答え ◯ 正しい

    隠れ層がないと、各出力ユニットはそれぞれ入力から直接1本の直線(超平面)を引くだけです。出力を増やしても、線形分離できない問題を解く力は増えません。

  2. 単純パーセプトロンの重みは、誤差逆伝播法を使わなければ学習できない。

    答えを見る

    答え × 誤り

    隠れ層がないので、出力の誤りから直接重みを直すパーセプトロンの学習則で学習できます。誤差逆伝播法は、隠れ層をもつ多層のネットワークを学習するための方法です。

  3. ミンスキーとパパートは1969年の著書で、単純パーセプトロンの限界を示すとともに、多層のネットワークを学習する方法として誤差逆伝播法を提案した。

    答えを見る

    答え × 誤り

    1969年の著書『Perceptrons』の中心は、パーセプトロンの限界の分析です。多層のネットワークを誤差逆伝播法で学習できることを示して広めたのは、1986年のラメルハートらの論文です。

この用語の練習問題

4問
  1. #0139神経回路とニューラルネットワーク難易度 基礎・単一選択未回答
  2. #0033隠れ層と非線形性の役割難易度 標準・単一選択未回答
  3. #0163パーセプトロンのバイアスの働き難易度 標準・単一選択未回答

ほかに1問あります。続けて解くと、すべての問題を順に出題します。

出典

作成:ウカトレ編集部(AIで作成し、別のAIが一次資料と照合)人による確認:未 最終確認日: 対応シラバス:シラバス第1.4版 技術11

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