映像や画像を使って偽情報を広める手口に関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
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解説
正解 B
この問題の論点:ディープフェイクとチープフェイク
ポイント
偽情報は、AIで生成したものに限らず、本物の素材の加工や文脈のすり替えでも作られるため、生成の痕跡の有無だけで真偽を判断しません。
選択肢ごとの解説
- A
不適切
ディープフェイクは、ディープラーニングを使って顔や声を合成・置換した偽の映像や音声です。速度の変更や切り取りなど、AIを使わない簡単な加工による偽物は、チープフェイクと呼ばれます。
- B
適切 正解
写真自体は本物でも、文脈を偽れば事実と異なる情報になります。AIの生成技術を使わない手口で、チープフェイクの一種とされます。偽情報への備えは、AIによる生成物だけを対象にしても足りません。
- C
不適切
検出ツールはAIによる生成の痕跡を探すもので、本物の映像の切り取りや説明のすり替えは見抜けません。検出の精度も完全ではないため、発信元や撮影の経緯の確認が欠かせません。
- D
不適切
実際は逆で、偽物を作れると知られるほど、都合の悪い本物の証拠まで「AIで作った偽物だ」と否定しやすくなります。この問題は「嘘つきの配当」と呼ばれます。
試験での狙われ方
ディープフェイクとほかの偽情報の手口の違いや、検出技術だけに頼る対策の限界を問う形が考えられます。
参考
- G検定 試験出題範囲(シラバス2024)第1.4版 (法律・倫理分野 項目12 悪用)
- Paris, Donovan, Deepfakes and Cheap Fakes: The Manipulation of Audio and Visual Evidence, Data & Society (2019)
- Chesney, Citron, Deep Fakes: A Looming Challenge for Privacy, Democracy, and National Security, California Law Review 107 (2019)
- 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.2版)別添」(2026年3月31日) (別添1 B. AIによる便益/リスク(偽・誤情報等の流通・拡散))