G検定 練習問題 #0327・教師あり学習

回帰木による予測の外挿

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ある電力会社が、過去3年分のデータを使い、最高気温などから翌日の電力需要を予測するランダムフォレスト(回帰)のモデルを作った。学習データの最高気温は25〜35℃の範囲だった。今年、最高気温39℃が予想された日の予測値を確かめると、35℃の日の予測値とほぼ同じで、気温に応じた需要の増加を反映していなかった。この現象の説明として、最も適切なものを1つ選べ。

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解説

正解 A

この問題の論点:回帰木による予測の外挿

ポイント

回帰の決定木やランダムフォレストは訓練データの範囲を超える値を予測できないため、範囲外の入力では予測値が頭打ちになります。

選択肢ごとの解説

  1. A

    適切 正解

    決定木の予測は、領域ごとに一定の値をとる階段状の関数です。分岐のしきい値は訓練データの範囲内で決まるため、範囲外の入力は端の領域に入り、その平均が出力されます。決定木は外挿が苦手です。

  2. B

    不適切

    本数を増やすと予測のばらつきは減りますが、どの木も訓練データの目的変数の平均しか出力しません。それらを平均しても、訓練データで見た需要の最大値を超える予測値にはなりません。

  3. C

    不適切

    決定木は1つの特徴量としきい値の大小比較で分岐するため、標準化しても分岐の結果は変わりません。標準化は大小関係を保つ変換なので、範囲外の入力を扱えない性質も残ります。

  4. D

    不適切

    深さを制限すると、階段の段が粗くなるだけです。どの深さでも葉ごとに一定の値を出す仕組みは同じなので、訓練データの範囲外で予測値が伸びることはありません。

補足

対策としては、学習データに極端な気温の日を加える、線形回帰など傾向を延ばせるモデルと組み合わせる、予測時に入力が学習データの範囲内かを監視する、といった方法があります。

試験での狙われ方

決定木系の手法の性質として、外挿が苦手なことと、特徴量の標準化が不要なことを取り違えさせる形が考えられます。

参考

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